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第15期マイナビ女子オープン第1局(西山朋佳女王VS里見香奈女流四冠) [将棋]

西山女王が永世女王に挑みます。

〔中継サイト〕
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/

マイナビ女子オープンの永世称号は5連覇または通算7期です。
まだ15期ということもあり通算7期獲得した女流棋士はなく、連覇も加藤桃子と西山朋佳の4連覇が最高です。
今期、西山女王が防衛に成功すれば連続5期となり初代永世称号を得ることができます。逆にここで落とすと通算7期あ条件となるため、復位してからさらに2期防衛する必要があります。
初代永世称号の獲得なるか、それとも一気に遠ざかるかの大きな勝負です。
ちなにみ他の女流棋戦の永世称号は通算5期であり、マイナビ女子オープンだけ竜王戦に準じた厳しさとなっています。
いまはさらに上位棋戦として白玲戦、清麗戦、女流王座戦がありますが、新設された当時は最上位だったこともあり、このような厳しさになったのかなと思います。
挑戦者は最強の相手といえる里見女流四冠です。
防衛のためには初戦を取りたいところだと思いますが、その結果はどうなったでしょうか!

〔棋譜〕
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/result/15/mynavi202204050101.html

ということで、将棋です。
先手番になったのは里見女流四冠でした。得意の中飛車に構えますが、最近の里見四冠は序盤の自由度が増しているように思います。
相振り飛車になるのを確認すると、玉を左側に囲い、飛車を2筋に戻して対抗形のようになります。
仕掛けたのは里見女流四冠です。玉の固さでは西山女王が有利なので、互角の別れならばというところでしたが、先手の駒が伸び伸びと前進します。
途中の4二歩が手筋で、タダですが取ると後手の当たりが強くなります。
ここで西山女王は攻め合いにスイッチしますが、4六桂の金取を無視して5一飛車回りが絶好でした。
リードを広げた里見女流四冠は、駒得を重ねながら確実に後手玉を追い詰め、111手まで快心の指し回しでまずは1勝を挙げました。
第2局は4月21日(木)に、山梨県甲府市「常盤ホテル」で行われます!

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