【書評】横山秀夫『臨場』 [書評]
終身検視官の異名を取る倉石検視官が主人公の短編小説集です。
本作には8編の短編が収録されています。
主人公はハードボイルド系の設定がなされていて、組織や上司にこびず自らの信念を貫き通しながら事件を解決していきます。
どれも人間ドラマと意外性が詰まっているのですが、特にじんわりとくるのが、『餞(はなむけ)』です。
物語は定年直前の刑事部長が中心になって進みます。
毎年2回送られてくる葉書の差出人が気になって仕方がありません。
そこに事件がおき、解決にむけて動きつつ、葉書の謎にも迫っていきます。
特にラストシーンが、間接的に親から子へ愛情が表現されていて、じんわりきます。
『真夜中の調書』もテクニカルな作品です。
ハードボイルド的な警察小説を読みたいひとのために!
本作には8編の短編が収録されています。
主人公はハードボイルド系の設定がなされていて、組織や上司にこびず自らの信念を貫き通しながら事件を解決していきます。
どれも人間ドラマと意外性が詰まっているのですが、特にじんわりとくるのが、『餞(はなむけ)』です。
物語は定年直前の刑事部長が中心になって進みます。
毎年2回送られてくる葉書の差出人が気になって仕方がありません。
そこに事件がおき、解決にむけて動きつつ、葉書の謎にも迫っていきます。
特にラストシーンが、間接的に親から子へ愛情が表現されていて、じんわりきます。
『真夜中の調書』もテクニカルな作品です。
ハードボイルド的な警察小説を読みたいひとのために!