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創作状況【9月上旬】 [ぼくの公募状況]

国際関係風雲急を告げる予感。

【メルマガ原稿】
 今月のメニューはこちらです。
◆創作に役に立つ書籍紹介(第9回)
 ~東野圭吾・加賀恭一郎シリーズの巻~
◆リアルタイム企画・TO-BE小説工房に挑戦中(第30回)
◆公募情報数点
  久しぶりの書籍紹介では、人気作家東野圭吾の加賀恭一郎シリーズを取り上げます。
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【小説現代・ショートショートコーナー】
いちおうストックがあるので、のんびりと。本当はためたいんだけどねえ。
ということで、ネタメモを見るが、ショートショートに活用できそうなネタがないなあ。
さてさて。

【TO-BE小説工房】
虫の次は夢ですか。ちょっとネタを考えてみたが、もうひと捻りほしい。
とか言っているうちに、ネタを忘れそうな気分。
夢の中で夢
http://www.koubo.co.jp/guide/tobekobo.html

【創元SF短編】
あいかわらずネタがないが、長編用に考えいてたネタをここで使おうかなあ。
どうしようかなあ。

【ゆきのまち幻想文学賞】
2年分の校正も終わったので、長期間お休み中。

【星新一賞】
細かい校正も完了。あとは200字以内のあらすじかあ。
これがけっこう難しいんだよなあ。
おいおい作ります。

【北区内田康夫ミステリー文学賞】
うまい犯行動機を思いついた。これならすっきりいくし、犯人の行動をかなり謎だらけにすることができる。
あとは書く時間を確保するだけ……って、これが一番の難問なのですが。

【湯河原文学賞】
創元SF短編に落選した作品を湯河原文学賞に応募します。
応募前に徹底的に推敲した作品なので、基本的に何にもしません。
締めきりは11月17日(必着)ですね、忘れないようにしないと。

【福島正実SF童話賞】
ひたすら校正をする。
制限枚数ギリギリかと思っていたら、51枚だった。あと9枚も余裕がある。
これなら仕切りれトンボだったラストにエピソードを盛り込める。
さてさて、どのような最後が良いのか。あと2週間で考えます。はい。

【FACEBOOK】
友達募集中です!
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最近の日常【平成29年9月上旬】 [日常]

〔夏休みの話〕
 例年は夏休みはがっつり休みますが、今年は仕事の都合がどうにもムチャクチャで、最低限の休みしか取れず(決められた夏季休暇+半強制的に代休を一部消化みたいな)。
・流水プール
・ギガ恐竜展
・映画ミニオンズ
・長男の練習試合観戦×2日
・甲子園(夜行バスでの弾丸ツアー)
・次男の宿題、ソフトの練習を毎日
というのが1週間のメニューです。
恐竜展を見たあとで長男の練習試合を観戦したり、甲子園から帰ってきたその足で流水プールに連れて行ったり、もう、ハードで疲れました。はい。

〔株の話〕
アメリカと北朝鮮が戦争になったら、瞬間的に株価は下がるはず。
と信じてずっと指値で買い注文を出しているが、いまのところ何も起こらず。
ただ北朝鮮による挑発行為は続けているので、徐々に株価が下がり、指値に近づきつつあるという微妙な状況。
先の見えないジリジリ下がりの途中で買うのは避けたい。
ということで、指値をもう少し下げてみる。何か危機がおきたときに自動的に買うような値段にしておきたい。

雰囲気的に戦争は起こらず(アメリカとしてメリットがない上に、リスクが大きい)、このままダラダラと続きそうな予感。
さあ、どうなることやら。
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【公募情報】第9回たった一言コンテスト [公募情報]

一言ですが、エピソードも必須です。

【主催者HP】
http://hitokotode.com/index.html

メインはエピソードです。
エピソードの中の一言を抜き出し、それがコンテストとなります。
つまり、エピソードがないと、まったく作品になります。
一言で終わりではないことに注意してください。
締めきりは平成29年10月30日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:一言とエピソード
賞  品:多数
応募締切:平成29年10月30日
応募方法:インターネット

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第30期竜王戦挑戦者決定戦第3局(羽生善治二冠VS松尾歩八段) [将棋]

1勝1敗で迎えた決着局です。

【竜王戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/

羽生二冠が変調です。
中盤に優勢を築いても、竜王戦挑戦者決定戦第2局、王座戦第1局と、続けて終盤での大逆転を許しています。
羽生二冠は「いかに候補手を減らすか」に重きを置いていますが、独特の感性を持つ棋士であるため、ある意味盲点が増えているのかもしれません。それと、第1感で気がついても、読み抜けが連続しているのかもしれません。
ここ数年、年齢による衰えを指摘されていますが、それでも全タイトルを失ったことはありません。
大山康晴が無冠になったのは49歳のときです。
限界説を何度も吹き飛ばしてきた大棋士なので、大山康晴の記録を超えるよう、もう一踏ん張りして欲しいです。

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/30/ryuou201709080101.html

ということで、将棋です。
大一番では先手を引くことが多かった羽生二冠ですが、本局では後手になりました。
暗雲のスタートです。
先手の松尾八段が横歩取りに誘導し、羽生二冠が選んだのは久しぶりの8五飛戦法です。
ここ最近の羽生二冠は、作戦を散らしているように見えます。
中盤のねじり合いから、先手の攻めが決まりそうに見えて、羽生二冠は歩頭桂で切返すなど激戦が続きます。
形勢が動いたのは、89手目です。飛車の王手に松尾八段が銀で防いだのがあまりよくなく、金を取りながら次に王手馬取りを見せる4九龍が見た目以上に厳しかったです。
そこからは終盤の乱れもなく確実に追い詰め、ついに7期ぶりの竜王挑戦、さらには永世竜王獲得を目指す竜王戦出場を決めました。
渡辺明竜王VS羽生善治ですから盛り上がらないわけがありません。

第1局は東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」で10月20・21日(金・土)に行われます!
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【公募情報】株×FX 投資川柳コンテスト2017 [公募情報]

グランプリは純金10kgです。

【主催者HP】
http://clickfes.jp/senryu.htm

テーマは株&FXです。
過去受賞作を見ると、投資に失敗した話も入賞しており、意外と間口は広いかもしれません。
『ディズニーより 南アフリカ ランド好き』
という南アフリカの通貨を題材としたマニアックな句も入賞しています。
なぞかけのような句が多い印象もあります。
応募締切りは平成29年10月27日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:川柳
テーマ :株&FX
グランプリ:特製純金インゴット10g
応募締切:平成29年10月27日
応募方法:インターネット

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【書評】有吉佐和子『開幕ベルは華やかに』 [書評]

有吉佐和子最晩年の作品です。


開幕ベルは華やかに (文春文庫)

開幕ベルは華やかに (文春文庫)

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/12/10
  • メディア: Kindle版



有吉佐和子というと『出雲の阿国』を初めとする歴史物、当時の社会を批評した『恍惚の人』、女性の一生を描いた『紀ノ川』などが有名ですが、本作はどの系統にも属さないミステリです。
ただ、有吉佐和子はミステリをまったく書かないのではなく『悪女について』という傑作も残しています。
本作ですが、最終盤まで流行作家がさらりと書いた一冊というような読後感が残りました(実際には不眠症に悩まされていて、一冊毎に苦しんだそうですが)。ですが、犯人逮捕後に犯人の背景が語られるストーリーが続くのですが、そこが『悪女について』のようで、ふしぶしに毒が潜んでいます。
肩肘張らずに読める作品でありながら、心理的な怖さも体験できる一冊だと思います。

ミステリ好きのひとのために!

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第65期王座戦第1局(羽生善治王座VS中村太地六段) [将棋]

中村太六段3回目のタイトル挑戦です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ouza/

過去2回のタイトル戦の対戦相手は、いずれも羽生善治です。
第83期棋聖戦(2012年)では羽生棋聖との力の差を見せつけられ、3連敗のストレートで敗退しました。
その翌年にも第61期王座戦(2013年)で羽生王座に挑戦し、そのときは先に王手をかけたものの、最後は羽生王座の底力に屈し、2勝3敗で敗退しました。
両者の対戦は王座戦以来です。
伸び盛りの若手とベテランとの対戦ですから、これまでの流れから行くと、中村太六段がタイトルを奪取してもおかしくありません。
しかし、羽生善治の耐久力は驚異的で、46歳にて若手棋士の挑戦を次々とはねつけています。
棋聖戦でも新鋭のB級1組斎藤慎太郎七段を退け健在をアピールしています。
さあ、ベテラン対若手の対戦は、どのような結末を迎えるのでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/65/ouza201709050101.html

ということで、将棋です。
先手は中村太六段。
角換わり風の出だしから、後手羽生王座が角交換を拒否して流行中の雁木に組みます。
流行系をどんどん取り入れるのが羽生流です。
後手番にもかかわらず、隙アリと見ると軽快に攻めていき、中盤で優勢を築きます。
さあ寄せということろで羽生王座が急ぎすぎたのか先手玉を泳がせてしまい、いきなり泥仕合になります。
ここからまた羽生王座が好手を放って大優勢になり、評価値も2000を超えます。
さすがに勝ちかと思ったら、中村太六段が粘ります。
そして1分将棋に追い込まれた羽生王座が最終盤で間違え、さらに千日手の順がありながら見逃して、そのまま投了してしまいました。
まるで心が折れたかのような投了です。

最近は中盤優勢になりながらも、終盤で逆転されることが多く、心配になる負け方です。
さあ不安を払拭できるのか、第2局は9月19日(火)に大阪府大阪市「ウェスティンホテル大阪」で行われる。

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【公募情報】第1回「家モーン!川柳」 [公募情報]

家モーン!は COME ON と読みます。

【主催者HP】
http://takken-edogawa.com/wp-content/uploads/2017/07/b2b83b799a932bd95c86b360d00471581.pdf

第1回なので、過去の傾向はまったく分かりません。
ただ、最初が好きなひとにとっては、思い切った作品を出せると思います。
何にも気にするところがありませんので。
10月から1月まで毎月募集がありますが、やはり季節が大事なのかなという気がします。
最終応募は平成29年12月6日までです!

<募集要項抜粋>
募集内容:川柳
テーマ :季節に合った住まいに関すること
選出作品:3000円分のクオカード
応募締切:平成29年12月6日
応募方法:FAX,ハガキ
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【書評】大森望責任編集『NOVA9』 [書評]

SF短編アンソロジーの第9段です。


NOVA 9 ---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)

NOVA 9 ---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/01/09
  • メディア: 文庫



今回もよりどりみどりの作品が集まっています。
印象に残ったのが浅暮三文の『晩秋』。これはNOVA3収録の『キリシア小文字の誕生』の流れをくむアホSFですが、よくこんな作品が書けるなあと感心です。
田中啓文『本能寺の大変』は、歴史を題材にしたこれまたアホSFですが、信長も好んだ敦盛の有名な一節「人間五十年」を「信長五十メートル」にしたかっただけで、これだけの作品を書いたのでは無いかと想像します。
普通のSFでは、森深紅『ラムネ氏ノコト』が印象に残っています。
近世の科学実験対決を題材に、面白いエンタメに仕上がっています。この構成はいろいろとつかえるかもしれません。

さまざまなSF短編を読みたいひとのために!

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【SS】齊藤想『耐久テスト』 [自作ショートショート]

2016年大阪ショートショートで最終選考まで残った作品です。
テーマは「復活」でした。

―――――

『耐久テスト』 齊藤想

 新型二足歩行型アンドロイドの試作機が完成した。
 基本的なテストは実験室で行われてクリアーしたが、まだ実地試験が残っている。この新型機を市販するためには実際に運用し、人類に危害を与えないことを実証しなくてはならない。
 この試験のために、新型機はまだ文明の発達していない殖民惑星に派遣された。知的に劣っている原住民たちの攻撃にさらされても、相手に危害を加えることなく、自らを守り続ければ合格となる。
 
 最初の実験場として選ばれたのは、高温多湿の地域だった。精密機械にとって、高温と湿度は最大の敵だ。この環境に耐えられてこそ、耐久テストの意味がある。
 新型機は川べりで眼を覚ますと、この地域を治める王の元に向かった。身なりや顔つきを整えることで人知れず王子と入れ替わると、安楽な生活をむさぼるようになった。原住民との知力の差が大きいため、このくらの芸当はお茶の子さいさいのようだった。
 城に居座られてはテストにならない。研究室はアンドロイドに指令を与えて強制的に放浪の旅に出すことにした。大雨の中を行く当てもなく歩かせ、ときには大河の飛び込ませた。それでも故障することはなかった。
 彼は厳しい環境に耐え、旅の途中で原住民たちの心を掴むことに成功し、多くの人に慕われるようになった。原住民の精神向上にも貢献した。テストとしては上々の成績だ。
 実証データは充分に揃ったので、彼は木の下で眠らせることにした。原住民たちは死んだものと思って、墓を立てた。
 時代が下ると、彼を祭る神殿のいくつかに「遺骨」と称する物体が埋められるようになった。ロボットである彼が骨を持つことはないので彼らが崇め奉る遺物が偽物であることは論を待たないが、原住民とは不思議な生物である。

 二号機は砂漠へと向かわせた。
 高温多湿の環境をクリアーすることができたので、今度は乾燥した地域でテストを行うことにした。
 二号機も一般家庭に紛れ込み、一号機ほどではないがほどほどの生活を始めたので、これも旅に出させることにした。
 彼は砂漠と荒野を歩き続けた。乾燥と紫外線に充分に耐えた。彼は一号機を同じように旅の途中で原住民の心を掴むことに成功し、多くのひとに慕われるようになった。
 一号機との違いは、支配者層に睨まれたことだった。
 彼は捕らわれ、市内を引きずり回され、槍と釘を何本も突き立てられた。最新鋭のロボットなので、この程度のことで破壊されることはない。しかし、さすがに死んだことにしないとまずいので、一旦は機能を停止させた。原住民たちは死んだものと思って墓を立てた。
 夜中にこっそりと回収しようと再起動させたところ、原住民に見つかって大事件になりかけた。正体がばれることも覚悟したが、なぜか「復活した」と有難がられ、彼をたたえる聖典に奇跡として記載されることとなった。もちろん二号機が事前に「私は復活する」と宣言したことはないが、伝説に伝説が重ねられる過程で復活を予言し、その通りに復活したこととなった。原住民たちの想像力には恐れ入るしかない。
 いずれにしても原住民たちの知力の低さに助けられた部分はあったものの、実験の成果としては上々だった。
 こうして実地試験をクリアーした新型アンドロイドは発売されることになった。いまでは各家庭に普及しているごくありふれた商品だ。

 なお、試作機はあまりにも原住民たちに愛されたがゆえに、一号機は”仏陀”、二号機は”キリスト”と呼ばれ、いまだに彼らの歴史にその名を留めている。

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