【書評】高野和明『K・Nの悲劇』 [書評]
人工中絶を扱ったサスペンスです。
タイトルだけでは分かりにくいですが、内容は人工中絶にまつわる悲劇です。
主人公は妻を妊娠させてしまいますが、経済的理由から人工中絶を妻に迫り、納得させます。
しかし、そこから謎の女性が憑依して胎児を必死に守ろうとします。それを憑依性の精神病だと判断する精神科医との間で意見の対立が始まります。
そうこうしているうちに妻のお腹は大きくなり……といった展開です。
この小説の見所は、リアルすぎる堕胎シーンです。
著者は医療関係者ではありませんが、かなり綿密な取材を重ね、この本を書いたのだと思われます。
じわじわくる恐怖感、前半は完全にホラーです。
中絶問題を考えたいひとのために!
タイトルだけでは分かりにくいですが、内容は人工中絶にまつわる悲劇です。
主人公は妻を妊娠させてしまいますが、経済的理由から人工中絶を妻に迫り、納得させます。
しかし、そこから謎の女性が憑依して胎児を必死に守ろうとします。それを憑依性の精神病だと判断する精神科医との間で意見の対立が始まります。
そうこうしているうちに妻のお腹は大きくなり……といった展開です。
この小説の見所は、リアルすぎる堕胎シーンです。
著者は医療関係者ではありませんが、かなり綿密な取材を重ね、この本を書いたのだと思われます。
じわじわくる恐怖感、前半は完全にホラーです。
中絶問題を考えたいひとのために!