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第25期大山名人杯倉敷藤花戦挑戦者決定戦(甲斐智美女流五段VS伊藤沙恵女流二段) [将棋]

甲斐女流五段が昨年のリベンジを狙います。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/

甲斐智美は女流五段ですが、これはタイトル獲得通算7期によるものです。
タイトルを獲得するだけでも大変なのに、通算7期とは大変な記録ですが、いまのところ達成者は7人です。甲斐智美は蛸島彰子と並んで6位タイです。
1位は清水市代の43期で、次は里見香奈の27期、中井広恵の19期と続きます。
さすがにTOP3に追いつくのは年齢的に厳しいものがありますが、後輩への壁になるべく通算10期を目指して欲しいところです。
倉敷藤花戦はタイトル戦ですが3局という短期決戦です。しかも第2局、第3局は同日開催になります。
それだけに、相手が強敵でも、一発入ってタイトル獲得のチャンスが高いと思います。
さあ、甲斐女流五段は挑戦者として倉敷藤花戦に戻ってこられるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/kifu/25/kurashikitouka201709250101.html
ということで、将棋です。
先手は甲斐女流五段となり、最終的に古風な矢倉となります。
先手は4六角、3六銀の理想形を築き、後手は8四角と7三桂でカウンターを狙います。
と思っていたら、後手から仕掛けました。
角と桂馬だけの軽い攻めですから簡単に受けられそうですが、伊藤沙女流二段は軽手から馬を作り、さらに取られそうだった桂馬も手順に逃げ出して好調です。
甲斐女流五段も入玉含みで頑張り、後手も戦力不足で捕まえ切れるのかどうか微妙になります。
しかし、最後はB面作戦で駒を蓄えた後手が寄せきり、118手まで伊藤沙女流二段が初挑戦を決めました。
アマチュアにとって参考になる仕掛けだと思います。

三番勝負第1局は11月7日(火)、東京・将棋会館で行われます!

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