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小説現代2012年9月号 [予選通過]

これで5回目の最終選考です。
最終選考で止まってくれて、ある意味ではほっとしました。


小説現代 2012年 09月号 [雑誌]

小説現代 2012年 09月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/08/22
  • メディア: 雑誌



実はこのときに応募した作品ですが、逆算するとSFマガジン2012年8月号に掲載された「液体式発信機」になると思います。
いろいろな経緯があり、結果として二重投稿になってしまったので取り下げのお願いの手紙を出したのですが、どうも間に合わなかったようです。
(経緯についてはこちら)
http://takeaction.blog.so-net.ne.jp/2012-06-23

両誌とも選ばれるということは、きっといい作品だったと前向きに捉えまして……。
(関係者には本当にご迷惑をおかけいたしまして、申し訳ありません)

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SFマガジン2008年10月号 [予選通過]

記録代わりに過去のSFマガジン・リーダーズストーリーの選評獲得号を紹介しているのですが、ようやく6回目です。3年以上前ですね。



S-Fマガジン 2008年 10月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2008年 10月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2008/08/25
  • メディア: 雑誌




この月で6回目の選評を獲得しているはずですが、投稿月や記録している掲載月から逆算していますので、違うかもしれません。
選評に残った作品タイトルは『人類の退潮の後で』という名前です。

化石燃料を使い果たした人類は、もはや文明を放棄するしかなかった。
地球が緑に覆われるのとともに、肉食獣から逃れるために人類は樹上生活者へと進化を遂げた。
その一方、生活の場を追い出された猿たちはやむなく地上に下りることとなり、直面する肉食獣に対抗するために二本足歩行を獲得し、あまった両手で道具を……。

というような内容です。
この時期の選評作品はメルマガに掲載していることが多いのですが、この作品は未掲載のようです。
何らかの形でいつか掲載しようと思っているのですが、現段階では未定ということで(汗)
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SFマガジン2012年5月号 [予選通過]

これで25回目の講評です。


S-Fマガジン 2012年 05月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2012年 05月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/03/24
  • メディア: 雑誌



切りのいい数字になると、なんとなくお目出度い気分になります。
この作品は、大阪ショートショートに出した作品を少し修正したものです。
人類が進化した結果、空をふわふわと漂う存在となった世界を描きます。

空を制覇したからといって幸せな未来ではなく、雷の発する電気を唯一のエネルギー源としているため、生物の種として非常に弱くて脆い存在となり、もはや絶滅寸前です。
それでも、生物として、子孫を残すために恋をして、遺伝子を繋いでいこうとします。

そのような哀れな姿になった人類の日常を、書いてみました。

かなり奇異な作品ですが、選評に残してくれたことをありがたく思います。
SFマガジンさんは懐が深いです。

SFマガジン2012年4月号 [予選通過]

これで24回目の選評です。


S-Fマガジン 2012年 04月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2012年 04月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/02/25
  • メディア: 雑誌



内容はというと、変な宇宙人が入星させろとわめく馬鹿SFの系統です。
その宇宙人は水ではなくアンモニアを母体する生命体で、しかも体内から麻薬物質を産出するという地球人にとっては困った体質を持っているのです。
もちろん、彼らは水ではなくアンモニアの入った液体を飲むので、宇宙人から見れば、それを産出する地球人は……とまあ、本当にバカみたいな話です。
けど、選者から変な宇宙人がでる物語は好きと書いてくれたので励みになります。

ちなみにアンモニアを主体とする生命体についてですが、アシモフの科学エッセーの中でその可能性が論じられています。
適度の温度帯で液体であり、かつ窒素は手が3本(炭素は手が4本)あるので、長い結合体を作ることも可能ではないかと。
そんな主旨です。
実際には難しいと思いますけど、いろいろな想像が膨らみます。

ちなみに今回掲載されたのた田辺ふみさんです。
おめでとうございます。

SFマガジン2012年3月号 [予選通過]

これで23回目の選評です。


S-Fマガジン 2012年 03月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2012年 03月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/01/25
  • メディア: 雑誌



2011年11月号以来の選評なので、4ヶ月ぶりです。
じつはこの1月前に投稿した作品が自信作だったのですが、こちらは選評にも残りませんでした。
なかなか毎月というわけにはいきません。
そういう意味で、毎月きっちり選評に選ばれている田辺ふみさんは凄いと思います。

で、今回の作品の内容はSFマガジン紙上に書かれている通りです。
人間に似すぎてロボットが人間だと勘違いしてしまい、開発者がホトホト困るというような、捻りの少ない話です。
選評にまで残していただき、編集部には恐縮しきりです。

目標の選評30回までは、あと7回(笑)



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SFマガジン2011年11月号 [予選通過]

これで22回目の選評です。



S-Fマガジン 2011年 11月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2011年 11月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/09/24
  • メディア: 雑誌




選評30回を目指して驀進中です(笑)
2011年1月号~11月号までの結果を集計すると、2回掲載、6回選評なので、あと2年で達成できそうです。
そして夢の50回、100回は……いやいや、先のことを考えると気が遠くなるので止めましょう(笑)

それはともかく、作品の内容について。
科学の発達の歴史がモチーフになっています。
中世貴族の趣味で始まった研究が現代科学の基礎になっていますが、当時の貴族は誰のためでもなく、何の役にたつわけでもなく、自らの名誉と知識欲に駆られて、惜しみなく私財と時間を投じていきました。
現在では成果が見えないと予算が厳しい時代になりましたが、それでも空想の中では、自由で無意味な研究をさせたいと、そんな気持で書きました。

今月の掲載作は常連投稿者ですが、ひとりでウンチクを語るという変わった形式です。
厳密に分類すると小説ではないのかもしれませんが、説明が分かりやすくて、こういう作品もたまにはいいなと思いました。

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SFマガジン2011年10月号 [予選通過]


S-Fマガジン 2011年 10月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2011年 10月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/08/25
  • メディア: 雑誌



 21回目の選評作品は、SFマガジン2011年10月号の「時空猿」です。ここまで選評が増えれば、けっこう記録ではないかと思うのですが、どうでしょう。
 実はここ数ヶ月タイムマシンネタが続いていまして、基本的な構造は前月に投稿した「預言書」とまったく同じです。
 いや、これは失態といいますか、同じような作品ばかりで大変申し訳ないとしかいいようがありません。何を考えているのでしょうか(汗)
 来月はタイムマシンネタではありませんので、編集部にはご容赦いただきたいと思っています。作品内容は、動物実験として完成直後のタイムマシンに乗せられた猿のペアの話です。無事に未来に到達して歓迎されますが、そこで知性をプレゼントされた猿たちが帰っていく先とは……という感じです。

 なお、本月の入選作品はいつもお世話になっている川越敏司さんの「インディアン・ポーカー」です。
 書店にお立ち寄りの際には、ぜひともお手に取って下さい!

【川越敏司さんのブログ:トシの小説ブログ】
 http://rashi.cocolog-nifty.com/


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SFマガジン2011年09月号 [予選通過]

少し報告が遅れましたが、これで選考に残ったのが20回目となりました。


S-Fマガジン 2011年 09月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2011年 09月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/07/25
  • メディア: 雑誌




よくある話なので、よくて選考と思っていたら、本当に選考になりました。よくぞここまで残ってくれたと思います。
テーマとしてはタイムパラドクスです。タイムマシンの故障で中世ヨーロッパに置き去りにされた科学者が、預言者として生計を立てるのですが、晩年になり未来における悲惨な戦争を回避するために、有名な預言書を残す。
とまあ、こんなストーリーです。
類似作はたくさんあるはずです。

ちなみに今月号で採用されたのはサッカーに関連させたバカSFなのですが、こういうネタは好きだなあ。
ぼくにはなかなか書けないネタなんですけどね。
(と思いつつ、時間が許せばバカSFで福島正実SF童話賞に挑戦しようとしているのですが、今年は多忙で難しいかも)


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SFマガジン2008年9月号 [予選通過]

ときおり紹介している予選通過作品。
いろいろな記事の隙間に書いているので、ようやく5回目です。

SFマガジン2008年9月号のリーダーズストーリーで選評をいただいたのが『完全なる料理』という作品です。

<div class="sonet-asin-area">S-Fマガジン 2008年 09月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2008年 09月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2008/07/25
  • メディア: 雑誌




内容はと言えば、ある宇宙人が経営する宇宙船はいつも満員だった。
その宇宙船の人気の秘密は料理にある。
味が絶品の上に値段が安いときては、人類が太刀打ちするすべもない。人類がその秘密を探ろうにもどうにも分からなかった。
実はこの宇宙船で提供されている完全なる料理には秘密があり、具体的には地球上で普通に行われているある行為を極端に時間圧縮しただけに過ぎないのだが、その秘密とは……。

この作品は、ぼくのメルマガの第10回で掲載しています。
作中ではあまり出していませんが、味覚や嗅覚についての知識が創作の元になっていて、知識から作品を生み出す具体例ということで、紹介した次第です。
SF書きにとっては、知識は創作の呼び水みたいなものですからね。

SFマガジン2008年8月号 [予選通過]

SFマガジン・リーダーズストーリーで選評に取り上げられた作品を、記録の意味も込めて紹介していこうと思っているのですが、なかなか機会がなくて、ようやく第4回です。
ということで、4回目の選評は、たぶんSFマガジン2008年8月号に選評が掲載された『遺伝子養子』という作品です。
たぶんSFマガジン2008年8月号……というのは、この当時は投稿結果をちゃんと記録していなかったため、投稿時期から逆算するとこの号になるはず、というだけの話です。



S-Fマガジン 2008年 08月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2008年 08月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2008/06/25
  • メディア: 雑誌




ざっくりと内容紹介をしますと、金持ち夫婦が、戸籍上、子供にするだけではあきたらず、二人の遺伝子を注入して遺伝子レベルでも子供にしてしてしまおうと考えるちょっと不気味な話です。
で、この養子に遺伝子を注入してしまうというアイディアですが、Hiro@きなこねじりさんによりますと、過去に類似作がリーダーズストーリーに掲載されたことがあるそうです。
過去作を全て調べるわけにはいきませんので、アイディアが被るのは仕方がないですね。
もっとも、それがなくとも、選評に乗っただけでも健闘を讃えたい作品レベルではあるのですが(汗)