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第33期竜王戦第4局(豊島将之竜王VS羽生善治九段) [将棋]

豊島竜王の2勝1敗で迎えた第4局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/ryuou/

最新号の将棋世界で、羽生九段が表紙を飾っています。
さまざまなポーズの写真が載っていますが、奥様のツィッターによると、羽生九段は少し恥ずかしかったようですが、奥様に「人前に出る仕事なのだから慣れなさい」とたしなめられたようです。
対局者だけでなくイベントなどで人前にでる機会の多い羽生九段ですが、グラビアは勝手が違うようでほほえましく感じました。
一時期太っていた時期がありましたが、写真を見る限りだと腹回りがすっとしており、ダイエットに成功したのかもしれません。
最近の調子のよさも、体重管理にあるのかもしれません。
羽生九段は入院のため第4局は延期されましたが、復帰第一戦を強い将棋で勝ち切り、王将戦リーグでも負けはしたものの豊島竜王相手に途中まで優勢を維持し、A級順位戦でも敗勢からの深夜の逆転劇を見せているなど影響はなさそうです。
さあ、羽生九段はどのような将棋を見せるでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/33/ryuou202011260101.html

ということで将棋です。
戦型は最近復権気味の横歩取りとなりました。
青野流に対する後手2二歩の受けが強力で、後手にも楽しみがでてきたのかなと思います。
歩損をする後手の主張は手得です。
後手の羽生九段は2~3筋から攻め、豊島竜王の1筋突破が確実なだけに、それまでに戦果を上げられるかどうかの勝負になります。
飛車交換になった後の局面ですが、豊島竜王の75手目6五角が攻防に効いた好手だったと思います。
羽生九段も手に乗って遊んでいた金を中央に引き寄せ、取られそうな桂馬を跳ねて全軍躍動ですが、角の効きが強くて攻め手がありません。
優位に立った豊島竜王はその後も自玉の安全度を正確に見極め、113手まで完勝となりました。
これで3勝1敗となり、初防衛まであと1つです。

竜王戦第5局は、12月5日、6日に神奈川県箱根町「ホテル花月園」で行われます!


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