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【書評】梶山雄一『「さとり」と「廻向」』 [書評]

著者は仏教学者です。


「さとり」と「廻向」―大乗仏教の成立 (講談社現代新書 (711))

「さとり」と「廻向」―大乗仏教の成立 (講談社現代新書 (711))

  • 作者: 梶山 雄一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1983/11
  • メディア: 新書



著書は前半と後半で分かれています。
前半は聖書との物語の比較研究の紹介をして、影響を及ぼしあったのかどうか、議論の変遷をたどります。
結論は、仏教の説話がまとめられたのがブッダ死後かなり後のことで、仏教が聖書に影響を及ぼしたのは考えずらいということのようです。
後半は大乗仏教の登場やら、仏教の教義に入っていきます。
後半は難解ですが、「空」の概念を丁寧に説明してくれます。

仏教について詳しく知りたいひとのために!

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