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第44期岡田美術館杯女流名人戦第2局(里見香奈女流名人VS伊藤沙恵女流二段) [将棋]

里見女流名人の先勝で迎えた第2局です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/

伊藤女流二段は対局数、勝数、勝率、連勝とすべて今年度1位と勝ちまくっています。
その伊藤女流二段ですら先の女流王将戦では里見女流五冠に2連敗で敗退しています。
連敗した王将戦が将棋連盟のコラムで取り上げられました。
https://www.shogi.or.jp/column/2018/01/39vs.html
このコラムを見ると、結果はストレートですが、伊藤女流二段が押し気味に将棋を進めており、里見女流五冠が最後にうっちゃりを決めたようです。
薄氷の勝利で、両者の実力は思ったより紙一重かもしれません。
女流王将戦は早指しですが、女流名人戦は3時間あります。勝負所で長考することも可能な持ち時間です。
盤石に見える里見城ですが、いまの伊藤女流二段の勢いなら、もしやがあるかもしれません。
さあ、4度目のタイトル挑戦はどうなるでしょうか!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/kifu/44/joryumeijin201801280101.html

ということで、将棋です。
序盤は腹の探り合いのような展開でしたが、最終的に里見女流名人の四間飛車、伊藤女流二段の左美濃の対抗型となりました。
戦いが始まったのは33手目、争点となっていた6筋からでしたが、ここからは一気でした。
伊藤女流二段も読み筋だったと思うのですが、里見女流名人の読みが上回っていました。
駒を捌き合い、桂馬が敵陣まで跳躍し、ただのところに討つ3一角という大技まで飛び出しました。
あまりの鋭さに、伊藤女流二段も粘る局面が見つからず、辛い時間だったと思います。
格の違いを見せ付けるかのような、里見女流名人の快勝劇だったと思います。

第3局は2月4日(日)に千葉県野田市「関根名人記念館」で行われます!

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