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第80期順位戦展望【C級1組・最終一斉対局】 [将棋]

及川拓馬七段が昇級1番乗りです。

〔C級1組対戦表〕
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2021/80c1/index.html

最終局を前にして及川七段が昇級を決めました。継続して好成績を挙げていて、今期も7位スタートなので納得の昇級だと思います。
残り2枠は3人の争い。
大橋貴洸六段、飯島栄治八段は勝てば昇級。高橋道雄九段はキャンセル待ちです。
高橋九段は61歳で、昇級すれば順位戦の昇級最高齢記録を更新ですが(いままでは花村元司九段の60歳)、それぞれの結果はこうなりました。

大橋貴洸六段(9勝1敗) ○ ― ● 宮本広志五段(6勝4敗)
佐藤和俊七段(5勝5敗) ○ ― ● 飯島栄治八段(7勝3敗)
高橋道雄九段(7勝3敗) ● ― ○ 先崎 学九段(3勝7敗)

まず昇級を決めたのは大橋六段です。次に飯島八段は敗れたものの、高橋九段もそろって敗れたことで順位で上回る飯島八段の昇級が決まりました。
高橋九段ですが中盤では優勢だっただけに、惜しまれる逆転負けとなりました。
来季は6位なので、相手次第でチャンスはあると思います。
降級点は7名で、最終戦を前に決まっています。
この結果、降級点が累積2点になってC級2組に降級するのは以下の4名です。

森下 卓 九段
豊川孝弘七段
佐藤秀司八段
田村康介七段

森下九段が谷川浩司とタイトル戦を争っていたときは本当に強かったので、時代の流れとはいえ寂しいものがあります。
森下九段はまだ55歳です。上のクラスで奮闘している先輩たちがいるので、ぜひとももうひと踏ん張りして欲しいと願っています。

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