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【書評】本多孝好『dele2』 [書評]

依頼人が死んだときに秘密のデータを消す、短編連作ミステリ第2段です。


dele2 (角川文庫)

dele2 (角川文庫)

  • 作者: 本多 孝好
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/06/15
  • メディア: 文庫



今回は3作品です。
この3作を通じて、前作で散りばめられた伏線が回収され、主人公たちの秘密が、ケイが『dele.life』を設立した理由が、主人公の前任者である夏目の役割が明かされます。
もちろん短編ミステリとしても仕上がっています。
集大成が『チェイシング・シャドウズ』ですが、個人的には『ファントム・ガールズ』があまりに物悲しくて、哀れで、最後にほっとさせられます。
これで完結かと思ったら『dele3』もでているのですね。
少し気になったり。

少し変わったミステリを読みたいひとのために!
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