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第81期順位戦展望【A級~B級1組・中盤戦】 [将棋]

やはり注目を集めるのは藤井竜王だと思います。

[A級]
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2022/81a/index.html
1敗が2名で、豊島将之九段と藤井聡太竜王です。豊島九段はタイトル戦こそ敗れましたが、今期は藤井竜王と永瀬王座以外にはほとんど負けていません(2名を除くと3敗のみ)。
7回戦で組まれている二人の直接対決が、大勝負になりそうです。
残留争いでは佐藤康光九段が5連敗と非常に苦しくなりました。順位も7位であるため、残り4戦を3勝1敗でも他力です。
激務の会長職を兼務と考えれば、53歳でA級にいることが驚異的なのですが。
糸谷哲郎八段と佐藤天彦九段も1勝4敗と苦戦しています。しかし順位が2位、3位と高いので、2勝差があってもまだまだ逆転の可能性があります。特に糸谷八段はこれから3勝勢との対戦が続くので、ここ2戦で踏ん張れるかどうかだと思います。

[B級1組]
https://www.shogi.or.jp/match/junni/2022/81b1/index.html
概ね7~8戦まで終了。
首位は中村太地七段で6勝1敗。2位が敗澤田真吾七段で5勝2敗、3位が佐々木勇気七段の5勝3敗です。
中村七段と澤田七段は今期B級1組に昇級したばかりなので順位が低いです。
A級にはライバルにプラス1勝の必要があるため、まだまだ厳しい戦いが続きます。
残留争いに目を向けると、郷田真隆九段が1勝6敗とピンチです。降級枠が3つあるため、3勝勢を逆転するには2勝差を詰めるだけでは足りない可能性があります。残留争いのライバルでもある屋敷伸之九段との一戦は負けるわけにはいきません。
注目の羽生善治九段ですが、連勝スタートを切ったものの4連敗して、1つ返して3勝4敗。
ただ順位1位ですし、中村太七段との直接対決が残っているので、展開次第では大逆転の可能性もあります。
王将戦への挑戦を決め、さらにはレーティングからしても、B級1組では実力上位は明かなので。
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