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第72期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ最終一斉対局 [将棋]

羽生善治九段が藤井王将への挑戦が決まるかの大一番です。

〔毎日新聞王将戦サイト〕
https://mainichi.jp/oshosen2023

〔ALSOK王将戦サイト〕
https://www.alsok.co.jp/info/alsokhai-oushousen/

なんといっても大一番は羽生九段と豊島将之九段です。羽生九段はここまで5連勝で、最終一斉対局で勝利すれば藤井王将への挑戦決定、負ければプレーオフに突入です。
藤井王将と羽生九段のタイトル戦が実現すれば、注目を集めることなると思います。
もうひとつの注目対局は糸谷哲郎八段と近藤誠也七段です。こちらは残留争いで、勝った方が残留と分かりやすい状況です。
残りひとつの永瀬拓矢王座と服部慎一郎五段の対戦ですが、永瀬王座は残留が、服部五段は陥落が決まっています。ですが、服部五段としたらタイトルフォルダーに胸を借りる絶好の機会です。今後を占う意味で注目です。
なお、渡辺明名人は最終戦は抜け番で、1勝5敗で陥落が決まっています。ここへきて調子を落ちているようで、年明けに行われる棋王戦が心配です。
では、それぞれの結果ですが、以下のようになりました。

羽生善治九段  ○ ― ● 豊島将之九段
 https://www.youtube.com/watch?v=pAA6pXK4Vw8
糸谷哲郎八段  ● ― ○ 近藤誠也七段
 https://www.youtube.com/watch?v=Zo2MtsrfX6U
服部慎一郎五段 ○ ― ● 永瀬拓矢王座
 https://www.youtube.com/watch?v=FylR_UqJ28A
※徹底解説!将棋の定跡さんより。

大注目の羽生豊島戦ですが、角換わりから序盤で豊島九段にうっかりがあり、羽生九段が銀得の優勢になります。
しかし豊島九段も先手陣に嫌味を付けて逆転のタネをまきますが、今年の羽生九段はきっちり勝ち切って6連勝。藤井王将への挑戦権を獲得です。
これはもう、歴史に残るカードです。

残留争いの糸谷八段と近藤七段は、居飛車力戦となり、中盤は糸谷ワールド全開でした近藤七段が逆転での勝利。昨年度から続いて残留を決めました。
糸谷八段は来期は予選からです。
服部五段は陥落が決まっているものの、永瀬王座を序盤から圧倒しての快勝。しかも先手矢倉というのが価値が高いです。来季への飛躍となる1勝だと思います。

いまから王将戦が楽しみです!
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