【書評】宮部みゆき『蒲生邸事件』 [書評]
第18回日本SF大賞受賞作です。
宮部みゆきの長編はとにかく長い。
本書も上下2段組で500Pオーバーと、その長さに圧倒されます。
ストーリーの本題に入るまでがちんたらしているし、しかもネタは使い古されたタイムストリップ物です。
それでも事件が起こると圧倒的に面白い。細かい伏線が、見事に繋がっていく。
長いストーリーなので一言ではいえませんが、最後のシーンは昭和~平成を生きてきたひとにはぐっとくること間違いなしです。
まさに宮部みゆきの代表作のひとつだと思います。
ちなみに戦前の相続法について微妙な間違いがあったりしますが、専門家でなければ知らないと思うので仕方が無いところ。
宮部みゆきの長編はとにかく長い。
本書も上下2段組で500Pオーバーと、その長さに圧倒されます。
ストーリーの本題に入るまでがちんたらしているし、しかもネタは使い古されたタイムストリップ物です。
それでも事件が起こると圧倒的に面白い。細かい伏線が、見事に繋がっていく。
長いストーリーなので一言ではいえませんが、最後のシーンは昭和~平成を生きてきたひとにはぐっとくること間違いなしです。
まさに宮部みゆきの代表作のひとつだと思います。
ちなみに戦前の相続法について微妙な間違いがあったりしますが、専門家でなければ知らないと思うので仕方が無いところ。