【書評】石井象二郎『昆虫学への招待』 [書評]
昆虫学者の研究模様がうかがえます。
著者は戦前から昆虫学の研究をしていました。
「アズキゾウムシはなぜインゲンマメでは死んでしまうのか」から始まり、「クサカゲロウの雄はなぜマタタビに集まるのか」、「ゴキブリはなぜ集まるのか」など様々な研究を手がけます。
3つとも完全解明はできなかったのですが、科学的知見を書くだけでなく、どのようにして研究を進めているのが丁寧に書かれています。
様々な仮説を立て、こんな仮説いるか?と思えるような考えでも研究して否定します。
実に論理的です。
また、実際の研究には様々な苦労があります。
ゴキブリの研究では、大量に飼育したり、切断したり、解剖したりと、本当にいろいろです。
昆虫学というより、昆虫学者への招待といった感じです。
研究者の後ろ姿を知りたい人向けに!
著者は戦前から昆虫学の研究をしていました。
「アズキゾウムシはなぜインゲンマメでは死んでしまうのか」から始まり、「クサカゲロウの雄はなぜマタタビに集まるのか」、「ゴキブリはなぜ集まるのか」など様々な研究を手がけます。
3つとも完全解明はできなかったのですが、科学的知見を書くだけでなく、どのようにして研究を進めているのが丁寧に書かれています。
様々な仮説を立て、こんな仮説いるか?と思えるような考えでも研究して否定します。
実に論理的です。
また、実際の研究には様々な苦労があります。
ゴキブリの研究では、大量に飼育したり、切断したり、解剖したりと、本当にいろいろです。
昆虫学というより、昆虫学者への招待といった感じです。
研究者の後ろ姿を知りたい人向けに!