【書評】玉手英夫『クマに会ったらどうするか-陸上動物学入門-』 [書評]
本書によると、一般的に言われている「静かに後ずさり」が正解ではないようです。
著者は1922年の生まれで、1987年(65歳時)の本ですが、ユーモアたっぷりで実に面白い。
なぜ草食動物が大型化するかとか、小型草食動物は絶えず食べていないと飢えるのとか、集団の安定化には順位付けが必要であり、これは人間社会と同じだとか、そういった目から鱗の話が次々と出てきます。
ちなみに冒頭の問いの解答ですが、「クマに話しかける」だそうです。某老レンジャーの体験では失敗がない(失敗したら死んでいる)とのこと。
冗談だけでなく、もちろん理由の解説もあります。
こうしたジョークと解説のバランスが秀抜です。
古い本ですが、図書館等で見つけたらぜひとも読んでください。
参考になること請け負いです!
著者は1922年の生まれで、1987年(65歳時)の本ですが、ユーモアたっぷりで実に面白い。
なぜ草食動物が大型化するかとか、小型草食動物は絶えず食べていないと飢えるのとか、集団の安定化には順位付けが必要であり、これは人間社会と同じだとか、そういった目から鱗の話が次々と出てきます。
ちなみに冒頭の問いの解答ですが、「クマに話しかける」だそうです。某老レンジャーの体験では失敗がない(失敗したら死んでいる)とのこと。
冗談だけでなく、もちろん理由の解説もあります。
こうしたジョークと解説のバランスが秀抜です。
古い本ですが、図書館等で見つけたらぜひとも読んでください。
参考になること請け負いです!