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第2期ヒューリック杯清麗戦第1局(里見香奈清麗VS上田初美女流四段) [将棋]

上田女流四段が約3年ぶりのタイトル挑戦です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/seirei/

主催者のヒューリックは棋聖戦も協賛しています。
そこからすると、名称は”女流棋聖戦”としてもよいところですが、清麗戦となりました。
個人的にはとてもよい名前だと思います。
”女流〇〇”とするより、風流があり、目指すべきものが見えるような気がします。
ヒューリック社の会長は「女流棋戦を活性化させていく必要がある」と述べたそうです。
ありがたいことだと思います。
さあ、第2期となるタイトル戦で、ヒューリック社の会長の思いにつながるような、活気のある将棋を見せることができるでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/seirei/kifu/2/seirei202007040101.html

ということで将棋です。
先手里見清麗の中飛車に対し、上田女流四段は三間飛車と相振り飛車になります。
先手が積極的に駒を前に出しますが、金がポツンと離れて、まとめるのが難しそうです。
美濃囲いと金無双という囲いの差もあります。
戦いは中央から始まりました。
それから里見清麗は壁銀を直して陣形を立て直すところで激しくなります。
上田女流四段の攻めに角切りからの飛車取りで切り返し、互角の分かれですが、次の一手で形勢に差が付きました。
上田女流四段は飛車の打ち込みに備えて玉を上がりましたが、かえって守備駒のかなめである銀頭を攻められて、忙しくなります。
玉上りは自然な手なのですが、これで悪くしてしまうのですから、将棋は難しいです。
以降は激しい攻め合いとなりますが、里見清麗がたえず一歩前に出ていました。
101手までの完勝で、防衛にむけて幸先の良いスタートを切りました。

第2局は7月10日(金)に東京・将棋会館で行われます!

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