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【映画】ジョン・ウィック/パラベラム [映画評]

アクションにつぐアクションの映画です。





前作で掟を破りコンチネンタルホテルで主席のひとりを殺害したウィックに追放処分と暗殺指令が下されます。
いままでの旧交もあり、支配人ウィンストンから1時間の猶予を与えられます。
ニューヨーク中の暗殺者から狙われるウィックですが、負傷しながらも次々と返り討ちにしていきます。
その1時間の猶予を与えたことで、ウィンストンも裁定人から厳罰を処され、7日間後の支配人からの追放を言い渡されます。
また前作でウィックに銃を渡した地下世界の覇者、キングも罰として7回切られます。
ウィックはチケットを使用してモロッコに飛び、そこで誓印を交わしたコンチネンタルモロッコの支配人の助けを得て、主席連合の上に立つ首長と会うことに成功します。
しかし、首長の求めはウィンストンを殺害することです。その誓いのため、ウィックは左手の薬指を切り落とし、指輪を渡します。
その後、ウィックはニューヨークに戻り、支配人ウィンストンと再会します。そこに裁定人が現れ、ウィンストンは退任を拒否したことから特権をはく奪され、コンチネンタルホテルに暗殺者が大挙して訪れます。
辛うじて撃退しますが、ウィンストンは主席連合の圧力に屈して、支配人の地位の保全と引き換えにウィックを銃撃します。
辛うじて生き延びたウィックは、キングの元に運ばれます。そこで復讐を誓うことで、物語は終わります。
この映画ですが、次作に向けたプロローグといった感じです。
ウィックの元に暗殺者がやってきて、撃退する。その繰り返しです。
支配人ウィンストンもコンシェルジュのシャロンもジョンを助けたいけど、掟があって助けられない。
そうした葛藤が解決されないまま、終盤まで進み、コンチネンタルホテルと主席連合の戦いになったとことで共同戦線を張ることになりますが、支配人が屈したことでまた孤独な戦いに戻ります。
次作はキングとの共同戦線で、この映画のテーマである復讐劇が始まるのかなと思います。
本シリーズは公開のたびに興行収入を伸ばしており、本作は製作費7500万ドルに対して興行収入3億2000万ドルのヒット作です。

シリーズのファンのために!
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【書評】福本伸行『アカギ』 [書評]

『天』のスピンオフ作品ですが、もはやこちらが代表作といっても良いと思います。


アカギ 全36巻BOXセット

アカギ 全36巻BOXセット

  • 作者: 福本 伸行
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2018/06/30
  • メディア: コミック



主人公は「赤木しげる」です。
師匠はいませんが博徒に天才的な才能を持ち、麻雀もすぐに理解して打ち手を圧倒していきます。
性格は、自分を強く持っており、自分の考えは決して曲げませんが、その考えを他人に押し付けることもない。
自分の道を、自分の足で歩くことに徹しています。
全36巻ですが、最後の1巻はおまけみたいなもので、メインは7巻~35巻まで続く鷲巣編です。
設定はムチャクチャですが、この設定をお互いの戦略と心理描写で面白く描けるのは、まさに福本伸行だと思います。

福本伸行ファンのために!
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