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第13期マイナビ女子オープン第4局(西山朋佳女王VS加藤桃子女流三段) [将棋]

西山女王の1勝2敗で迎えた第4局です。

〔中継サイト〕
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/

将棋にはアマチュアが開発した戦法がたくさんあります。
立石勝己が開発した立石流四間飛車は有名ですし、嬉野宏明が考案した嬉野流はさらなる発展を見てネット将棋では頻繁にみられます。
第3局で加藤桃女流三段は西山女王の後手三間飛車に対して13手目に歩をぶつける超急戦を仕掛けますが、これが加部康晴が得意としている加部流と呼ばれる仕掛けだそうです。
まだまだ世の中には知られていない作戦がたくさんあります。
さて、第4局にも知られざる作戦が登場するでしょうか!

〔棋譜〕
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/result/13/mynavi202005180101.html

ということで、将棋です。
先手西山女王の中飛車に、後手加藤女流三段は金銀四枚を密集させますが、穴熊にすることなく戦いが始まります。
飛車角の総交換となり、午前中の段階で終盤に突入です。
手番の加藤女流三段に良い手があれば優勢になりそうでしたが、歩を二つ利かせてからの角打ちが疑問手だったようです。
西山女王は4八歩とがっちり受けて自玉を万全にしてから、悠々とと金攻めを間に合わせます。
着地も西山女王らしかったです。
香車で王手して、合駒された桂馬をむしり取って盤上に打ち、その桂馬が跳ねて捨てるというまさに詰将棋を見ているような手順で加藤挑戦者の玉を詰み上げました。

これで星勘定は2勝2敗で並び、決着は最終局に持ち込まれました。
第5局は、6月3日(水)に東京・将棋会館で行われます!
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