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最近の日常【平成31年5月下旬】 [日常]


〔表現の自由について〕
この記事を読んでびっくりした。これは焚書であり検閲であり洗脳ではないのか。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190506-00010000-clc_guard-eurp

表現の自由は大切だと思っている。
様々な主張があり、多様な表現があり、複数の解釈があり、喧々諤々の議論があり、それを読者が受け取ることでよりよい世界に進んでいけると信じている。それが自由民主主義の根幹だと思っている。
「正しい表現」しか許されない世界が、様々な悲劇を生む事を人類は学んできたのではなかろうか。
ジェンダーに対しても様々な考え方や学説があるのに、それを無視して伝統的書物まで「正しくない」から排除するのは焚書であり、ある種の狂気を感じます。
ジェンダーに理解のある書物も、伝統的価値観に基づく書物も、ジェンダーを飛び越えた書物も同じように並べ、あとは読者の解釈にゆだねるべきではなかろうか。たとえそれが子供であったとしても。

自分の表現の自由に対する考えは、下の漫画と一緒です。
藤子不二雄先生は神です。

https://pds.exblog.jp/pds/1/201405/17/86/a0208786_1315241.jpg


〔米中貿易戦争の話〕
米中貿易戦争が本格化してきた。というより覇権争いが激しくなってきた。
きっかけはAIIB事件なのだが、この事件に米国が驚き、中国は自信を持ち、さらに中国が露骨に覇権を奪おうとしている状況。
いままで中国は賢く米国からの攻撃を避けてきたので、今回ものらりくらりと交わすものばかりと思っていたが、ここまで正面からぶつかるとは思っても見なかった。
しかも米国が要求する知的財産権の保護という至極全うな主張まで、交渉の土壇場になって拒否するとは完全なる想定外。
両者がガチで戦えば、経済規模も軍事力も国際的信用度や同盟国の力から見ても引き離されているので、現段階では米国が勝つことは目に見えている。自由民主主義と一党独裁という政治体制の差も大きい。
経済減速中の中国は、なんだかんだとのらりくらり作戦しかないと信じ込んで株をちょこちょこ買っていたので、ちょっと痛手かも。
中国がゆっくりと沈むのと平行して、インドが台頭するというシナリオだと思っていたのに、なかなか予想は当たらないものです。
下手したら中国経済のハードランディングが起こるかも。
混迷の時代になってしまうのかなあと思いつつ。

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