【書評】渡辺房男『黄金の糸~幕末甲州金始末~』 [書評]
高純度の甲州金をめぐる争いを書いた小説です。
主人公は元幕臣です。
倒れ掛かった幕府を救うための秘密資金を託されますが、それを幕府に渡すタイミングを失ったまま明治維新を迎えます。
手にした黄金で生糸の商売を始め、最後は甲州に戻って製糸業を興します。
これだけ書くとなんだろう、という感じですが、著者の貨幣に対するウンチクの豊富さと、明治維新のめまぐるしく動く時代の描写とで読ませる小説になっています。
わずか数年の出来事ですが、その背景となる時代がめまぐるしく動くことに驚きです。
明治というダイナミックな時代を感じたいひとのために!
主人公は元幕臣です。
倒れ掛かった幕府を救うための秘密資金を託されますが、それを幕府に渡すタイミングを失ったまま明治維新を迎えます。
手にした黄金で生糸の商売を始め、最後は甲州に戻って製糸業を興します。
これだけ書くとなんだろう、という感じですが、著者の貨幣に対するウンチクの豊富さと、明治維新のめまぐるしく動く時代の描写とで読ませる小説になっています。
わずか数年の出来事ですが、その背景となる時代がめまぐるしく動くことに驚きです。
明治というダイナミックな時代を感じたいひとのために!