谷川浩司九段がＡ級から陥落

歴代４位のタイトル獲得数を誇り、一時代を築いた谷川九段がＡ級から陥落しました。
記録は歴代２位となる連続在位３２期で途絶えました。

〔毎日新聞　記事〕
http://mainichi.jp/feature/news/20140111k0000m040128000c.html

谷川九段は２年前から将棋連盟会長を勤めています。会長職は多忙で、各種公式行事の出席や各種署名などで時間を取られ、将棋を勉強する時間が取れなくなるそうです。
谷川九段は”言い訳はしない”と発言していますが、順位戦の成績が極端に落ち込んだのはここ２年です。
傍目からも影響は大きいように思います。
同じく現役と会長職を兼務していた大山康晴十五世名人は、対局中に席を外して、会長としての仕事をこなしていました。ただ、これは大山十五世名人だからこそできた（許された？）ことで、谷川九段の性格からして、たぶん、そのようなことはできないでしょう。
人物、棋歴が必要な立場ですので、人選が難しいことは承知していますが、できれば引退棋士に会長職になっていただいたほうが、時間的にも余裕ができていいように思います。
特定のスター棋士に過度な負担をかけることがないように、なんらかの対策を検討して欲しいと思います。