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ユニバーサル杯女流名人戦第3局(里見女流名人VS上田女王) [将棋]

【女流名人戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/

名人戦は第3局まで連続して日曜日開催です。
今日は棋王戦第1局が開催されているので、個人的には土曜日開催にして欲しかったなあと思ったのですが、会場の都合とかいろいろあるのでしょう。
将棋ファンというと一般的には将棋を指すひとのことをイメージしますが、実は”観る”将棋ファンも多いです。
野球好きの全員が草野球チームでバットを振り回している選手ではないのと同じことです。
”観る”将棋ファンを増やすためにも、これからも積極的に土日開催を推進して欲しいと思います!

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/kifu/39/joryumeijin201302030101.html

ということで、将棋です。
先手番の里見女流名人が得意の振り飛車に構えれば、今度は上田女王が居飛車に構えて対抗形になります。
女流棋士は振り飛車党が多いので、”どちらが飛車を振らないか”というのも観戦のひとつのポイントになります。
局面はよくありそうで、ない形。
先手は金銀4枚のダイヤモンド美濃囲いから銀冠に発展。後手も銀冠に構えます。
銀冠は底がすかすかしていますが耐久性があり、玉頭戦にも強いという万能選手です。
お互いに駒組みを十分に整えてから開戦ですが、この時点で若干ですが先手の模様が良かったようです。
とはいえ、模様を実利に変えるのは大変なことです。
戦いが始まってからは、里見女流名人の6二歩から成り捨てが効いたのが大きく、上田女王の銀1枚が戦線から大きく後退することを余儀なくされます。
駒の損得がない状態から、里見女流名人はズバッと角を切り飛ばして決めにいきます。
入手した桂を打ちつけてガリガリと上田陣を削り取るように攻めていく。
桂馬を5三に成りこんで挟撃体勢を整えると、今度は端から上田玉を追い詰めます。
まさに磐石の横綱相撲で、上田女王にひと息つかせる暇を与えないまま一気に寄せきりました。111手まで里見女流名人の快勝譜です。強いとしか表現のしようがありません。

これで里見女流名人は防衛まであと1勝に迫りました。
第4局は2/15(金)に東京将棋会館で行われます!


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