【書評】山岡鉄秀『日本よ、情報戦はこう戦え!』 [書評]
ストラスフィールドで慰安婦像設置を阻止した山岡氏による情報戦の戦い方です。
日本は昔から情報戦が苦手でした。
日本人の性質ともいえますが、速報性より正確さを重視し、日中戦争前も日本が正確な情報を出したころには中国によるプロパガンダが米国で浸透し、手遅れということが多々ありました。
著者はストラスフィールドでの経験から、「即時性」「優位性」が重要だと悟ります。
特に大事なのはフレームワークの設定で、「戦時暴力」を訴える攻撃側に対して、「多文化コミュニティを壊すな」との別の論点で逆襲しています。
また、日本国内だけで通じる美徳にも警鐘を鳴らしていて「謝れば終わり」は日本だけで、外国では逆にかさにかかって攻撃されることを注意しています。
自らの経験がミックスされているだけに、濃い本になっていると思います。
議論の舞台に立つひとのために!
日本は昔から情報戦が苦手でした。
日本人の性質ともいえますが、速報性より正確さを重視し、日中戦争前も日本が正確な情報を出したころには中国によるプロパガンダが米国で浸透し、手遅れということが多々ありました。
著者はストラスフィールドでの経験から、「即時性」「優位性」が重要だと悟ります。
特に大事なのはフレームワークの設定で、「戦時暴力」を訴える攻撃側に対して、「多文化コミュニティを壊すな」との別の論点で逆襲しています。
また、日本国内だけで通じる美徳にも警鐘を鳴らしていて「謝れば終わり」は日本だけで、外国では逆にかさにかかって攻撃されることを注意しています。
自らの経験がミックスされているだけに、濃い本になっていると思います。
議論の舞台に立つひとのために!