【書評】渡辺房男『脱税許すまじ』 [書評]
明治初期の税務署職員の話です。
簡単に税金の歴史を振り返ります。
まずは地租といい、土地の評価額に一定の率をかける税金が始まりました。
次に営業税、所得税が生まれます。営業税は外形標準課税みたいなもので、営業する土地や建物、さらには業種によって営業成績に関わりなく一定の率で税金が課されたため重税感の強い税金でした。
主人公は真面目で優秀な税務職員でしたが、営業税に疑問を持ち、最後は暴行事件を起こしてしまい役所を首になります。
最後は自由民権運動に身を投じて、活動中に横死します。
あまり後味の良い作品ではありませんが、明治初期の税金の流れを知るのに良い小説だと思います。
無から作り上げた先人たちの苦労がしのばれます。
歴史ファンのために!
簡単に税金の歴史を振り返ります。
まずは地租といい、土地の評価額に一定の率をかける税金が始まりました。
次に営業税、所得税が生まれます。営業税は外形標準課税みたいなもので、営業する土地や建物、さらには業種によって営業成績に関わりなく一定の率で税金が課されたため重税感の強い税金でした。
主人公は真面目で優秀な税務職員でしたが、営業税に疑問を持ち、最後は暴行事件を起こしてしまい役所を首になります。
最後は自由民権運動に身を投じて、活動中に横死します。
あまり後味の良い作品ではありませんが、明治初期の税金の流れを知るのに良い小説だと思います。
無から作り上げた先人たちの苦労がしのばれます。
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by Donaldhig (2019-08-03 14:04)