マイナビ杯アマ将棋大会に参加してきました。

【マイナビ杯アマ将棋大会】
http://www.shogi.or.jp/topics/2013/08/post-795.html

実質的に人生初の将棋大会参加です。
正確には小学校時代に地元の大会らしきもの（文化祭みたいなやつ）に参加して大人相手にボロ負けしたことがありましたが、過去の経験はそれだけなので、実質的には初参加です。
初段を目指すぼくですから、もちろん級位者クラスにエントリー。

最初の挨拶に森内俊之名人がこられました。
将棋のイメージからゆったりとした口調で話されると思い込んでいたら、意外と早口でカミカミでした。
タイトル戦の常連ですからスピーチに慣れているかと思ったら、違ったみたい。
趣味のチェスで海外大会に参加したときの話をされました。

さて、大会です。
１回戦は千駄ヶ谷の将棋道場で腕を磨いている３級の男性でした。
横歩取りの出だしから、お互いに角交換をさけたので、何を目標にしたらいいのか分からない力戦形になる。
途中で後手が撥ねた桂馬を取り切ることに成功して駒得になりましたが、ここで優勢になったと勘違い。
いい手があるはずと考えたが何も無く、逆に駒を押さえ込まれる苦しい展開。それでも我慢を重ねてリードは保っていたようです。
最終盤でかなりの見落としをしましたが、徐々に積み上げた優位を守りきってなんとか勝てました。
ほっとしました。

２回戦も先手を引き当てる。
同じく横歩取りの出だしから、またもや角交換をさけられて、力戦形になる。
腰掛銀のような形になるが、たぶん、ぼくが戦機を逃したようで、左側が酷い壁形＆角を使えない状態のまま仕掛けざるを得なくなる。
けど、やっぱり無理だった。
たぶん相手は優勢を意識したのでしょう。
詰まされてもしょうがいないと開き直りのぼくの手に受けに回り、ここで形勢が急接近する。
最後に勝ちになりましたが、詰めろの状態で相手が指した手を、当然を王手だと勘違いしてノータイムで合駒をしていまう。
ここで逆転。
切れ負けなのですが、残り１分もない状態で指し続けていたので、思いっきり勘違いしてしまいました。
で、そこからなんだかんだと二十手ぐらいさして、詰めろをかけたり詰みを逃げたりしましたが、なんと人生初の切れ負け。
勝ちだっただけに、後悔ばかりが残る将棋でした。
後半のわけわからない局面で森内名人がちらりと将棋を見てくれました。
それだけでも嬉しかったりする。

コンピューター将棋ばかりしていると、どうしてもワンパターン化してくる。そういう意味で、人間との勝負は楽しかったです。
急に守りに入ったり、焦っているのがわかったりと、さらには対局後に雑談したりと楽しい時間でした。
マイナビさんだけにイベントも盛りだくさんで、神吉七段の将棋教室や、近藤七段、塚田九段のトークショーなど、観戦だけでも十分に楽しめると思います。
子供と一緒だったのでイベントをほとんど見られなかったのが残念というか痛恨の極みですが、また来年も参加したいなあ。

マイナビさんありがとうございました。

コメント 2

お話作って、将棋も指して、すごい趣味人ですね。これが忙しい日常の合間に行っているからすばらしいと思います。お盆休みだけでなく、日常業務に戻った後も続けられるといいんでしょうね。でも、なかなか時間を作るのは難しいですねえ。
by 自称隊長 (2013-08-18 00:29) 

＞自称隊長さん
今年のお盆はいろいろあって、残業ばかりでした。
ぜんぜんお盆の気分じゃなかったりする（笑）
将棋は高校時代にちょっとかじって、それから長い中断を経て、最近再開みたいな感じです。
新しい趣味、というわけではないんですけどね。
by サイトー (2013-08-18 06:23)