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最近の日常【令和3年2月中旬】 [日常]

〔ついにコロナが身近に〕
うちの三男が利用しているデイサービスの職員からコロナが出た。
当該職員は送迎を担当しており、うちの三男も何度も同じ車内で過ごしている。
で、うちの三男もPCR検査をすることになり、結果が出るまで家族全員が自宅待機です。
学校も休みだし、仕事もリモートワークです。
翌日には検査を実施し、翌々日には陰性との結果が出る。
デイサービスの職員も検査を実施し、本人以外は陰性だったとのことで、ひとあんしん。
本当に、いつ、だれが感染するのか分からないです。
できる範囲で、予防をしていかないと。

〔正義の基準はYouTube?〕
元記事はフォートナイトの話だが、驚いたのはこの1行です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2c7a3bb8b9945bd12d194a7db0f1ef535bda88f

>それにこの動画が本当にヤバいんだったらYouTubeがバン(削除)するはずでしょ? 

どうも少年の正しさの基準が、YOUTUBEがバンするかどうかになっているようです。
正義の基準を他人にゆだねるというのは、だれかが左といえば左に、右といえば右に向くことを意味するので、非常に危険な兆候だと思われます。
近年になってアレルギー症状が増えたのは、「清潔になりすぎた」ことが原因のひとつと言われています。
ネットでも同じ症状が増えているのではないかと、心配になります。
行き過ぎた正義というのは、どうも副作用があるような気がして。
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【公募情報】第1回医療機関あるある川柳コンテスト(川柳・3/31〆) [公募情報]

医療機関にまつわるユーモア川柳の募集です。

〔主催者HP〕
https://www.selista.jp/第1回医療機関あるある川柳コンテスト/

テーマはストレートに医療機関あるあるです。
名称からわかるように、ユーモア系をもとめているようです。
「医療機関で働いている方」と限定がついていることに注意してください。
応募締め切りは令和3年3月31日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:川柳
テーマ :医療機関あるある
最優秀賞:賞金10万円
応募締切:令和3年3月31日
応募方法:インターネット、FAX
その他 :医療機関で働いている方限定
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第47期女流名人戦第3局(里見香奈女流名人VS加藤桃子女流三段) [将棋]

里見女流名人の2勝で迎えた第3局です。

〔主催者HP〕
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/

加藤女流三段は開幕前のインタビューで、記者からの質問に「たしかに『2強』の文字を見ると思うところはあります。」と答えています。
それに続けて「『3強』と言ってもらうには、あと5つくらいタイトルを取らないといけないと思ってます」と高い目標を掲げています。
加藤女流三段は長らく奨励会に在籍し、女流デビューして間もないので里見女流四冠と年齢差があるように思われがちですが、実は3歳差です。
加藤女流三段は25歳、里見女流四冠は28歳と、指し盛りはこれからです。
里見女流四冠が初めて女流タイトルを獲得したのが16歳8か月ですが、加藤女流三段も初タイトルを獲得したのが16歳9か月と遜色はありません。
才能は女流棋界でも屈指だと思います。
さあ加藤女流三段は、3強と言われるための第一歩を踏み出すことができるでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/kifu/47/joryumeijin202102070101.html

ということで将棋です。
後手の里見女流名人ですが、3局連続の中飛車を採用します。
対する加藤女流三段は第1局と同じく超速を採用します。
34手目までは第1局と同一局面。前回は5五歩と打って局面を損ねたので、改良策として大人しく9四歩と伸ばします。
対する後手は自然な5二金。
ここで加藤女流三段は長考に入ります。
後手は自然な手なので、事前準備ができた局面とは思いますが、どこかで想定外があったのかもしれません。
加藤女流三段は数手後に飛車を切り積極的に攻めますが、四筋の歩を突き捨ててのと金攻めが厳しかったです。
後手は飛車に弱い陣形なので、勝負手でしたが、結果的に疑問だったのかもしれません。
加藤女流三段は玉頭を攻めて嫌味を付けますが、はっきりと足りません。
以降は里見女流名人は局面をさっぱりさせにいき、優勢なときの勝ち方の見本ともいうような指しまわしで106手まで完勝しました。

これで里見女流名人は3連勝で女流名人戦12連覇を達成し、同時に清水市代女流七段の持つ通算タイトル獲得数43期の最多記録に並びました。
里見女流名人おめでとうございます!
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第46期棋王戦第1局(渡辺明棋王VS糸谷哲郎八段) [将棋]

渡辺棋王防衛ロード第2戦です。

〔主催者HP〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/

渡辺棋王は3冠を保持していますが、1月からの王将戦、2月からの棋王戦、4月かの名人戦と季節が偏っています。
タイトル保持者は当然ながら予選がありませんので、実戦経験の不足が心配です。
12月はNHK戦を除くと僅か1局です。1月は王将戦と竜王戦2組ランキング戦ぐらいです。
準備周到なタイプの渡辺棋王としては、隠し玉を作れるという意味で、時間が空くのはありがたいかもしれませんが、やはり実戦感覚が遠ざかるのが心配です。
それでも王将戦では永瀬王座相手に圧巻の3連勝と、調子落ちは見られません。
大舞台での安定性が、現役最強として評価される要因のひとつなのでしょう。
さあ、渡辺棋王は棋王戦でも王将戦のような強さを見せることができるでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/46/kiou202102060101.html

ということで将棋です。
先手は渡辺棋王。となると後手の糸谷八段は一手損角換わりを採用するかと思いましたが、雁木を選択しました。
渡辺棋王は雁木対策として有力視されている居角左美濃から形よく攻めかかります。
後手糸谷八段は居玉で金銀の位置も不安定です。
しかし、ここから糸谷八段の怪力が発揮されます。
遊んでいる桂馬と先手の桂馬を交換すると、その桂馬と銀を交換し、さらにその銀が金と好感とまさにわらべし長者です。
先手の金銀を削ってあいた中央にするすると糸谷玉が抜け出すと、もう捕まるような玉ではなく、気が付いたら後手必勝です。
渡辺棋王も粘ろうとしますが、飛車を切って金銀の大群で渡辺玉を押しつぶします。
これにはもういくら渡辺棋王でも白旗を上げるしかありません。
128手まで糸谷八段が逆転勝ちし、苦手渡辺棋王相手に大きな先勝を手にしました。

第2局は、2月20日に毎年恒例の金沢市「北國新聞会館」で行われます!
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【書評】横山秀夫『64』 [書評]

D県警シリーズ初の長編になります。


64

64

  • 作者: 横山 秀夫
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/10/26
  • メディア: 単行本



主人公は県警の広報官というマスコミと警察を繋ぐ役目です。
マスコミを敵視する上司と現場に板ばさみとなる線と、県警と警察庁との間でポストを巡る線が絡みつつ、さらにはタイトルである昭和64におきた未解決誘拐事件、通称ロクヨン、が物語の背景としてずっと流れていきます。
細かい様々な伏線があり、一見すると無関係に見える事象が、すべて64に繋がっていく構成が見事だと感じます。
著者はこの作品を書き上げるのに大変な苦労をしたそうです。
連載を続けていたのに、完成度に満足ができず途中で中断し、その後、改稿を続けるもの記憶障害に襲われて執筆自体ができない状態となります。
そこから回復して書き上げた作品ですから、力の入れようが違います。
本書は作者にとって7年ぶりに刊行した作品ですが、ベストセラーになるところに作者の力量と人気が現れていると想います。

重厚な警察ミステリを読みたいひとのために!
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【書評】上野裕和『増補改訂版 将棋・序盤完全ガイド 相居飛車戦』 [書評]

指導に定評のある上野五段が相居飛車の歴史を解説です。


【増補改訂版】将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編 (マイナビ将棋BOOKS)

【増補改訂版】将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編 (マイナビ将棋BOOKS)

  • 作者: 上野 裕和
  • 出版社/メーカー: マイナビ出版
  • 発売日: 2018/06/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



人間相手の将棋は、どのような戦型になるのか想像できません。
どのような戦型になってもある程度まで指せるようなる必要がありますが、それが将棋へのハードルを高めていると思います。
この将棋・序盤完全ガイドは、手順ではなく考え方を説明するため、幅広い局面で応用が可能です。
覚えるのではなく、作戦を理解すること。
それがこの本のキモであり、他の本にはない特色です。応用範囲の幅広さは特筆もので、非常に有益な本だと思います。
将棋ファンなら常備しておきたい本だと思います。

将棋をもっと楽しみたいひとのために!
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【将棋ウォーズ】1月の対局結果 [将棋日誌(目標二段)]

5局遊んで、2勝3敗の勝率0.400でした。

〔将棋ウォーズ〕
https://shogiwars.heroz.jp/

いろいろな事情があり、将棋ウォーズをほとんど指していない。
基本的に帰宅途中のマックで将棋を楽しんでいるのだが、緊急事態宣言で在宅率が一気に上がるため一気に将棋頻度が減った
かといって、家で将棋ウォーズをしようとしても、子供がいろいろちょっかいを出してくるため、途中で中断せざるえないなど、相手に失礼なことになる。
だから家ではきのあ将棋か将皇です。
ということで、いまは青野流の練習をしています。得意な戦型にするために、定跡+αまで覚えておきたいなあと。

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最近の日常【令和3年2月上旬】 [日常]

〔金融株が安すぎると思う話〕
メガバンクの配当利回りが5%を越えている。中には5%後半もある。
確かにコロナで業績は下がっているものの、極端に悪化する様子はなく、堅実に利益を積み重ねている。
自分の投資方針は、将来を見据えた配当重視です。いわば農耕型の投資です。
配当利回りからしていまがチャンスだと判断し、時間差でメガバンク株を買い増しているのだが、どうしても目先の株価の上下に一喜一憂してしまう。
修行が足りませぬ。
いまのうちに仕込んでおけば、数年後にはウハウハになると予想はしているのだが。

〔将来の金融資産の目標について〕
大学の学費は、学部によって異なるが、400万~500万だという。
間を取って450万としよう。
目前の目標としては、長男が大学入学までに「学資保険」+「株主配当」で学費をねん出したい。
最終の目標としては、末子が大学入学までに「株主配当」で学費をねん出したい。
と思って、コロナ後にせっせと株を買い足していたのだが、景気が悪いと配当も下がるので、目標に近づくどころか遠ざかる。
計算通りにはいかないものです。
まあ、数年後には回復すると信じまして。
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【掌編】齊藤想『ラベルの彼女』 [自作ショートショート]

TO-BE小説工房第70回に応募した作品です。
テーマは「ラベル」です。

―――――

『ラベルの彼女』 齊藤 想

 そろそろラベルを貼り変えようか、と私は思った。
「おーい、ミヤコ」
 台所に向かってそう呼びかけると、アンドロイドが近づいてきて、私の横に座った。
「なんでしょう。朝食の後のお茶で淹れようと思っていたのに」
「うむ」と私は威厳をこめた。
「お茶も良いが、働きづめでミヤコも疲れただろう。少し休んでいなさい」
 私は大丈夫ですよ、とミヤコは朗らかに笑う。いつも温和で、理想的な妻だ。
「頑張りすぎも体に毒だ。私に任せない」
 そう言うと、私はアンドロイドの胸からミヤコと書かれたラベルをはがした。ミヤコがただの機械に戻る。
 次に、私はアンドロイドにニコルと書かれたラベルを貼り付けた。ニコルは大学三年生だ。元気で、少し甘えん坊なところがある。
「ねえパパ」
 ニコルがすり寄ってくる。
「なんだい」と私はパパとして答える。
「たまには良い服を着たいなあ」
 ニコルは自分が着ている洋服を見て、拗ねた様子になった。さっきまでミヤコだったのだから、服装の趣味が合わないのは当然だ。
「服ならけっこう持っているじゃないか」
「そうかもしれないけど、女の子はいつも新しい服が欲しくなるものなのよ。まあ、とりあえず着替えてくるね」
 ニコルは子気味良い音を立てて二階へと上がっていった。二階にはニコルの服がたくさん置いてある。
 ニコルが着替えてきた。化粧もばっちり決めてきた。表情こそアンドロイドだが、ぐっと大学生らしくなる。
「今日はどこかいく用事はあるのか」
「うーんと」
 ニコルは少し考える仕草をした。アンドロイドに予定などないのだが、話の糸口としていつも聞いている。
「そうねえ、たまにはパパの夕飯でも作ってあげようか」
「夕飯ならミヤコのほうが……」と言いかけて止めた。たまにはニコルの手料理も良いだろう。
「じゃあ、頼むよ」
 私はスーツに袖を通した。その様子にニコルが驚いている。
「なに、パパまだ働いているの? よい年なんだから、もう引退すればよいのに」
「そうしたいのは山々だが、働かなければいけないんだ。私の夢のために」
「宝くじが当たればよいのに」
「そうだな」と私はつぶやいた。
 夕方になった。ニコルの手料理はひどいものだった。けど、それはそれで楽しいものがある。
「お疲れさん」
 そういうと、先ほどまでニコルだったアンドロイドに、今度はキラリのラベルを貼り付けた。キラリ高校二年生で、もの静かな優等生タイプだ。
 キラリになったアンドロイドは、何が起こったのかわからない様子で時計を見た。
「もうこんな時間。勉強しないと」
「勉強なんて……いや、勉強は必要だな。今日は高校で何か面白いことはあったか」
「特にないよ。そうねえ、体育の上島先生が少しイライラしていて、言うことを聞かない男子生徒に怒鳴っていたぐらいかな」
 何度も聞いた話だが、私も初めて聞いたようにうなずく。なにしろ、キラリの時間はその日で止まっているのだ。
 キラリは着ている服が気になっているようだ。さきほどまでニコルだったのだから、露出の多い服に戸惑っている。
「やだ、私、変なにおいがする。いつ香水をつけたのかしら。お風呂で落としてくる」
 キラリはそういうと、着替えを取るために二階へと上がっていった。

 夫婦と娘二人という平凡な家庭は、ある日に突然奪われた。なぜか我が家が資産家であると勘違いされ、外国から来た窃盗団に襲われたのだ。
 私はたまたま出張で不在だったものの、妻のミヤコと娘のニコルとキラリが凶刃の犠牲となった。
 私の夢は家族を復元することだ。仕事を続けてお金をため、ようやく一台目のアンドロイドを購入ばかりだった。
 私は、家族の記憶が埋め込まれたラベルを何度も貼り変えることで、少しづつ、家族との時間を取り戻そうとしている。
 たとえ偽物の家族だと分かっていても、これが私の生甲斐なのだ。
 私はまだ働かねばならない。いつか、アンドロイドを3台揃え、家族全員で食卓を囲める日がくることを願って。

―――――

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