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第49期棋王戦挑戦者決定2番勝負第2局(広瀬章人九段VS伊藤匠七段) [将棋]

本局の勝者が挑戦権獲得です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/

いまの将棋界は先手番有利が定説で、後手番を苦手にしている棋士が多いです。
2023年の世界コンピューター選手権だと先手勝率が68%まで高まり、大会によっては先手側にハンデを持たせるほどになっています。
その中でも後手番を苦にしないと言われているのが伊藤匠七段であり、終盤型の広瀬章人九段も同じです。
とはいえ、今年度の勝率は両者とも先手番の方が1割以上も高いです。
棋王戦挑戦者決定2番勝負�は、2回とも振りごまできまります。
さあ先手を引いたのは、どちらの棋士になるでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/49/kiou202312260101.html

ということで、将棋です。
先手番を引いたのは、伊藤匠七段でした。ひとつポイントを稼いだ感じですが、当然ながら将棋はこれからです。
相掛りとなり、先手伊藤七段は後で銀を7七に配置して矢倉のように組みます。
対する後手は雁木系ですが、玉は動かしません。バランス型です。
戦いは中央から始まりますが玉の安定度の違いか、評価値的にはすでに先手有利になっています。
伊藤七段は駒をどんどんぶつけていきます。
決め手になったほは、85手目のようです。
5五歩の受けに思い切って飛車を切り飛ばし、一気に攻め駒が躍動します。
金銀3枚の銀立ち矢倉のような構えはあるものの、玉が構えの外にいるのが痛いです。
そのままグイグイ攻め立てて、105手まで快勝。
藤井聡太棋王への挑戦を決めました。

五番勝負は2月4日(日)富山県魚津市「新川文化ホール」で開幕します!
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