【映画】ジーサンズ はじめての強盗

８０代の著名俳優によるコミカルな演技が笑いを誘います。

ジーサンズ はじめての強盗 [Blu-ray]

• 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
• 発売日: 2018/04/18
• メディア: Blu-ray

主演はマイケルケイン、モーガンフリーマンにアランアーキンです。
マイケルケインとモーガンフリーマンはバットマン・ダークナイト三部作でも共演しています。
さてストーリーです。
金欠の仲良し老人３人組ですが、退職した会社が買収されて企業年金が打ち切られてしまいました。
特に主人公は住宅ローンの催告書が送られてきて、３０日以内に支払わないと主人公の家が競売にかけられてしまいます。
２人の仲間も、それぞれ、金銭的な問題を抱えています。
たまたま銀行で強盗と遭遇し、強盗が手際よく札束を強奪して逃げたのをみて、３人もできるではないかと思い、銀行強盗をすることを決意します。
狙う銀行は、大事な企業年金を債務と相殺という形で取り上げられた恨みのある銀行です（逆恨みですが）。
まず手始めに近所のスーパーで万引きを試みますが、もう下手すぎて、あっさり捕まります。
これではダメだと痛感し、プロに指導を頼みます。
老人らしく途中で発作に襲われたりしますが、なんとかやり遂げます。
しかし、あっさりバレてFBIに捕まります。
面通しのため、銀行強盗のときに少し犯人の顔を見た少女が呼ばれます。
その少女が選んだのは……
という感じの映画です。
前半がとにかく面白いです。
銀行強盗をしようとする人間がとりあえず近所のスーパーで万引きという小ささといい、あまりの下手さかげんといい、結局捕まるところといい、とにかく笑ってしまいます。
銀行強盗だけでは一本調子なので、主役３人にそれぞれ課題を持たせています。
マイケルケインは孫娘と父親との関係が疎遠であること。モーガンフリーマンは腎臓病のため移植手術が必要であること。アランアーキンはスーパーの店員に言い寄られていることです。
映画の最後にはそれぞれが課題をクリアーして、奇麗なハッピーエンドで終わります。
ですが、なんとなく物足りない部分もあります。
強盗の失敗を万引きだけでなく、もうひとつ欲しいかなと。それと、あっさり捕まってから解放されるまでがあっさりすぎるので、もうひと捻りあったら良かったかも。
けど、ラストはとてもいいです。最初からひとを傷つける気がないのも、盗みすぎたお金を寄付するところも良いです。最後に軽いどんでん返しもあります。
ハッピーエンドの映画は楽しいです。
製作費２５百万ドルに対して興行収入は大方の予想を上回る８５百万ドルを稼ぎました。立派な成績です。

名優たちが共演する楽しい映画を見たい人のために！