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第36期竜王戦第1局(藤井聡太竜王VS伊藤匠七段) [将棋]

伊藤匠七段がタイトル初挑戦です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/ryuou/

伊藤匠七段は2002年10 月10日生まれれの20歳です。
20歳11カ月での挑戦は、谷川浩司の21歳0カ月を抜いて歴代9位に該当します。
最年少タイトル挑戦ランキングには、藤井聡太七冠を始めとして、屋敷伸之九段、羽生善治九段、渡辺明九段、加藤一二三九段、中原誠十六世名人、豊島将之九段、佐藤康光九段と錚々たるメンバーが並んでいます。
伊藤匠七段は、デビュー時から将来を嘱望されていましたが、タイトル初挑戦でいよいよその本領を発揮してきた感じがあります。
プロ入り3年0カ月での初挑戦は、藤井聡太七冠より早いです。
さあ期待の若手が絶対王者にぶつかる期待の一戦。番勝負の第1局の結果はどうなったでしょうか!

〔棋譜〕
https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/20231005-SYT8T4608514/

ということで、将棋です。
伊藤七段の先手で、現代将棋の王道、相掛りとなりました。角交換もしているので、お互いに角と歩を手持ちする攻撃的な形です。
お互いに妥協しない強い戦いとなりますが、小考で進めているのでお互いに研究範囲なのでしょう。
初めての長考派、藤井竜王44手目です。43手目に伊藤七段は8八の隙を放置して端攻めを敢行しています。
藤井竜王は1時間5分の熟考の末に、43手目を全否定すべく8八に角を打ち込みます。
評価値はこの手を境に藤井竜王に傾きます。研究にミスがあったのかもしれません。
伊藤七段は1手ごとに考慮して、我慢の手順を選びます。
しかし、状況は改善しません。
藤井竜王は飛車をばっさり切って、奪った角を敵陣に打ち込んで寄せを目指します。
伊藤七段は飛車と桂馬2枚で攻め合いを目指しますが、76手目の5一玉が先手の攻めを見切った勝利宣言のような手です。
以降は82手まで藤井竜王が持ち時間を1時間以上残す完勝といっていいような内容で、まずは同学年対局を制しました。

竜王戦第2局は、10月17、18日に京都・仁和寺で行われます!
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