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【書評】北野幸伯『プーチン最後の聖戦』 [書評]

プーチンを題材にした外交の教科書みたいな本です。


プーチン 最後の聖戦  ロシア最強リーダーが企むアメリカ崩壊シナリオとは?

プーチン 最後の聖戦 ロシア最強リーダーが企むアメリカ崩壊シナリオとは?

  • 作者: 北野 幸伯
  • 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
  • 発売日: 2012/04/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



著者の略歴については、こちらで紹介しました。
http://takeaction.blog.so-net.ne.jp/2013-12-28
ロシア在住で、国外から日本外交を冷静に見ることができるひとです。

さて、本書も外交がメインです。
プーチンは超現実主義外交をすることで有名ですが、プーチンの考え方の背景となる国際関係を、一歩引いた視線で眺めます。
と同時に、日本外交の理想主義的なところをやんわりと批判します。
この本は秘密を暴露するものでも、憶測を広げるものでも、ましては陰謀論を作り上げるものでもありません。
公開されている情報をどう読み解いていくのか。
そうした見方のひとつを、教えてくれると思います。

外交を考える上で、プーチンという素材は絶好だと思います。
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