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倉敷藤花杯 挑戦者決定戦(中井女流六段VS矢内女流四段) [将棋]

【倉敷藤花杯中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/

里見女流四冠への挑戦権を争う決勝戦です。
中井女流六段といえば、以前は清水女流六段、林葉女流五段(退会)と並んで女流棋界をひっぱってきました。タイトル獲得も19期と多数です。
最近でも昨年の最強戦で優勝するなど健在なところを見せています。
矢内女流四段はNHK杯将棋トーナメントの司会聞き役としてお茶の間におなじみです。
タイトル獲得経験6期の強豪なのですが、どちらかというと、その美貌でお茶の間のおじ様たちの視線を釘付けにしているテレビのイメージが強いかもしれません。
そのような両者ですが、久しぶりのひのき舞台まであとひとつです。気合が入るところだと思います。

【棋譜】
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/kifu/20/kurashikitouka201210010101.html

ということで、将棋です。
将棋は矢内女流四段が三間飛車に振り、中井女流六段が居飛車という対抗形になりました。
居飛車側に穴熊に組まれると、堅さ負けすることが多いのですが、最近は羽生二冠が歩を蓄えての端攻めを爆発させて勝利を挙げていたりするので矢内女流四段の構想に注目ですが、高美濃囲いから圧迫というなんとなく古典的香りのする作戦を採用します。
中盤は中井女流六段が優勢だったと思います。
細かい折衝のなかで、先手がポイントを上げられそうな局面がいろいろあったと思いますが、結果的にチャンスを逃してしまいます。
そこから73手目に中井女流六段が7筋の歩を取ってしまい、これで7筋に歩が効くようになった矢内女流四段が俄然優勢になります。
90手目の7七歩が穴熊攻めのお手本で、駒をベタベタ貼ることで、受けるスペースを潰してしまいます。
最後は96手まで中井玉を即詰みにうちとり、矢内女流四段の2年ぶりのタイトル挑戦が決まりました。

里見女流四冠との間で争われる倉敷藤花杯は、11/8(木)に開幕です!

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