齊藤想『ホラー映画』

これも過去HPに掲載していた作品です。
記録によると、H17に書いたようです。
たぶん、ホラー映画ブームのさきがけとなったリングが大ヒットし、類似作がどんどん作られたころかもしれません。

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『ホラー映画』　齊藤想

　日本ホラー映画の旗手と呼ばれている監督は、記者の質問に上機嫌に答えていた。
「日本のホラーはハリウッドに進出するなど、目覚しい成果をあげていますね」
「ははは。日本映画も復活の兆しを見せておるのだ」
「期待作が目白押しですが、続々と公開されることの懸念も一部にありますが」
「何を心配する必要があるのかね」
　映画監督は自信満々に言った。
「ホラーだからゾクゾクするのは当たり前だ」

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はい、他愛のない駄洒落オチでした。
同じような作品を、どこかでだれかが書いていそうです（汗）


電子書籍パブー版はこちらです。
【齊藤想『ホラー映画』】
http://p.booklog.jp/book/57818

コメント 2

なるほど、監督の膝は小刻みに震えていた。
駄洒落オチの反応が怖かったのだろう。
by Tome館長 (2012-10-04 01:56) 

＞Tome館長さん
なるほど、そのオチは上手いですね！
by サイトー (2012-10-04 05:12)