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名人戦第2局 [将棋]

NHK教育テレビで日曜日の11:45~12:15まで囲碁将棋フォーカスという番組がある。
タイトル戦の解説もしてくれるので、ファンにとってありがたい。

ということで、名人戦第2局です。
ご存知のとおり、68手というタイトル戦では珍しい短手数で挑戦者の森内九段の勝ちとなりました。
これで森内九段は2連勝という出だしのいいスタートとなりました。

戦形は矢倉となりましたが、先手番の羽生名人が最近流行の早囲いから中央で積極的に戦いを起しました。
実はこの戦形は森内九段が先手番を持って指したことがあり、羽生名人は森内九段側を持って指すことになります。
最近の羽生名人は、勝負に徹するより、指したい形を指すという傾向が強いように思います。
40代に入っても、最新形につっこんでいけるところが強みですが、ときおり、無理攻め(昔からの傾向ですが)が無理すぎて大事な勝負を落とすこともままあります。
それでも生涯勝率7割を超え、いまなお勝ち捲くっているすごい棋士なのですが。

話を戻しますと、角交換から飛車の取り合いになりましたが、もうこの時点で羽生名人の勝ちは無くなったようです。
羽生名人が飛車を取り、成銀を寄せた後の5三金が上手い受けで、一見すると危険そうですが、この手で完全に羽生名人の攻めが切れてしまいました。

上手く手になったのかなとも思ったのですが、プロの目からは無理筋だったようです。
ただ、こういった攻め味たっぷりの将棋は羽生名人が好みそうなので、新しい工夫を加えて、もう一度、このシリーズで見られるかもしれません。

羽生名人からすれば2連敗と苦しいスタートとなりましたが、なにしろ総合では羽生名人は森内九段に勝ち越しています。
ひとつきっかけをつかめば巻き返しも可能だと思いますので、これから取り返して白熱したシリーズになると思います。

第3戦は、5月6日、7日に宮崎市で行われます。
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