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近所の状況 [日常]

日曜日に浦安に行った。
といっても遊びではなく、浦安市の一部区域が断水し、生活できる状況ではないので、親戚を実家に置く届けるために車を出した。
悪いときは重なるもので、娘もインフルエンザで寝込んでいた。
荷物を詰めて浦安から連れ出したのだが、埋立地のため液状化現象が発生し、道路はボコボコだし、独特の臭いを放つヘドロがそこらじゅうで堆積していた。
イトーヨーカドーなどは道路が沈下したため、20cmほど浮き上がっている。
移動中に1mほどの高さがある不思議な物体を発見した。
親戚が言うに、「あれはマンホール」とのこと。液状化現象で1mも盛り上がったのだ。
水道が復旧する見通しは不明で、阪神大震災で40日ということを考えると、おそらく同程度ぐらいかなあとか思う。
夫は仕事の関係上、浦安からでれないので、水の買出しにでかけるが、この時点でどこのスーパーにいっても実家付近は水道が使えるのに水が置いていない。それどころか、パンすらない。
若干、パニック気味に状況に、戸惑いを覚えた。
とかなんとかしているうちに、自宅用の買物がまったくできなくなる。
停電に備えての電池も買えないし、米などどこにも置いていない。
ガソリンも尽きかけているので、車も動かせない。
物流のマヒが関東圏にも及んでいるのだが、ちょっと、物流関係のニュースがないので状況がつかめない。
商品の入荷予定も分からない。

深夜に計画停電の実施が決まった。
自分が通勤に使う電車の状況が分からず、朝になり駅に向かうが、見事に閉まっている。
その後、職場から電話があり、自宅待機扱いとなる。
ニュースで情報収集をするが、原発でトラブルが頻発しており、ぱっと見の印象だが復旧にはかなりの時間を要する感じがする。
M9.0の地震が至近で発生したのにもかかわらず、原子炉本体の破損は免れているわけだから、日本の原子力技術の優秀性が証明されたように思う。
1000年に1度の地震ということを思えば、地震の規模と比較したときの被害の軽微さは奇跡的なように思える。
水素爆発が発生し、微量な放射能は漏れているものの放射能障害で死亡するレベルからは程遠く、1号機3号機の核分裂反応は停止しているので、メルトダウンが発生する心配はまったくない。
地下資源埋蔵量のことを考えると、原子力というのはリスク分散の意味も含めて必要不可欠な電力供給源となっている。
この地震を反原子力運動のダシに使われないことを、願うばかり。

明日の停電状況はどうなるのか、19時時点でまだ不明だ。
東電の発表を待つしかない。
本当に大変な状況なので、発表がギリギリになるのは止むを得ないとは思っているが、何か早く発表できる方法を考えて欲しいところです。
さすがに、この状況なので、些細なミスや重箱の隅をつつくようなマスコミはいないものと信じたい。
(アナウンサーでちらほら見られますが)
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海野久実

今仕事中です。
うちは電気店なんですが、さっきも単1電池がないかというお客様が来ました。
関東に住んでいる親戚に送るという人がどんどん買いに来られてもう殆ど在庫なしです。
メーカーに注文しても入ってこないし。
兵庫県でさえこの状態です。
どうなっちゃうんでしょうね。
by 海野久実 (2011-03-15 18:51) 

サイトー

>海野久実さん
電池がないのには本当に困りました。
幸いにも近所のホームセンターに充電式が1つ残っていて、なんか、単3電池にカバーを付けて単1や単2として使える優れものです。
本当にどうなっちゃうんでしょうね。
ガソリンは未だに買えないし。
by サイトー (2011-03-16 05:58) 

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