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第12期女流王座戦第2局(里見女流王座VS加藤桃子女流三段) [将棋]

里見女流王座の先勝で迎えた第2局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/

女流王座戦は賞金額を公表している棋戦が多く、女流王座戦はマイナビ女子オープンと同額の優勝賞金500万です。準優勝だと150万になります。
ちなみに女流棋戦の序列1位は白玲戦1500万、2位は清麗戦700万です。優勝賞金500万ですから、大きな棋戦であることは間違いありません。
囲碁界をみると扇興杯女流最強戦が800万、女流立葵杯が700万、女流本因坊戦が550万、女流棋聖が500万、女流名人が350万となっています。
並べてみると白玲戦の1500万が飛びぬけており、あとは将棋と囲碁で互角という感じがします。
ただ囲碁の女流棋戦は6タイトルですが、将棋は8つあります。
このあたりのはファン人口の差なのかもしれません。
囲碁は始めると面白くゲーム性としては非常に優れているのですが、ただ、とっつきにくいというか、ルールは単純ながらもいつ終局するのかが分かりにくいです。
ゲームとしてお互いにいいところがあるので、囲碁界将棋界で切磋琢磨しながら、それぞれファン層を広げて欲しいなと思います。

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/12/joryu_ouza202212060101.html

ということで、将棋です
里見女流王座はいつものゴキゲン中飛車。ここまで徹底した中飛車党は、里見女流王座だけかもしれません。
さて、本局の里見女流王座は、あえて先手に飛車先の歩を切らす作戦です。
自分にはこの作戦の利点が分かりませんが、本局は先手加藤女流三段の角道を開けない作戦がツボにはまったと思います。
角道があいていないので、後手からすると角交換という捌きの手が指せません。
銀をするする前に出して後手飛車を圧迫し、角は端からのぞいて活用です。
序盤で評価値的にかなり先手有利になります。
里見女流王座は桂損を甘受して先手玉に嫌味を付けています。
一瞬だけ評価値が互角に戻りますが、ねじりあいになっても崩れることもなく、全体的に加藤女流三段が押しきった好局だと思います。
115手まで加藤女流三段が快勝し、これで1勝1敗となりました。

第3局は12月13日に東京・将棋会館で行われます!
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