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第53期新人王戦第1局(黒田尭之五段VS服部慎一郎五段) [将棋]

お互いに棋戦初優勝を狙います。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/shinjin/

黒田五段は居飛車、振り飛車の両方を指しこなすオールラウンダーです。
若手は居飛車党が多く、その次が振り飛車党なので、オールラウンダーはかなり貴重です。
abemaTVトーナメントでは、予選を勝ち上がりエントリーチームの一員として参戦し、見事に予選を突破し、本戦も2回戦まで進出しました。
途中で不利になっても怪しげな勝負術で混戦に持ち込み、そしてまくってしまう腕力にファンになったかたも多いと思います。
新人王戦は持ち時間3時間のチェスクロックです。
超早指しのabemaTVトーナメントとは違いますが、黒田五段の幻術とも言える勝負術を見ることはできるでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/shinjin/kifu/53/shinjin202210030101.html

ということで、将棋です。
先手は服部五段、後手は黒田五段となりました。
最近復活気味の横歩取りから、力戦系の両者らしく、わずか20手で前例がなくなります。
以降は力勝負となり、じりじりとした駒組が続きます。
後手は歩損であるものの、駒の効率が良いのが主張です。
戦いは盤面右側で始まりましたが、それからなんと黒田五段は自らの玉頭から突き上げていきます。
服部五段は途中の8四歩が手拍子の悪手で、後手6六桂を食らっては苦しくなったとの感想のようですが、AIだと互角です。むしろ、若干先手プラスです。
服部五段の91手目4三銀が金あたりにしながら銀の再活用でうまい手に見えましたが、黒田五段に飛車を顔面受けされると攻めがつながらず、ここで一気に評価値が開きました。
服部五段は局面を悲観しすぎたのかもしれません。
このまま106手まで黒田五段が先勝し、新人王まであと1勝となりました。

第2局は10月24日(月)に関西将棋会館で行われます!

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