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第68期王座戦第3局(永瀬拓矢王座VS久保利明九段) [将棋]

永瀬王座の1勝1敗で迎えた第3局です。

【中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/ouza/

AbemaTVトーナメントで、久保利明九段は菅井竜也八段、今泉健司五段を率いてチーム振り飛車を結成し、見事に予選を突破しました。
本選トーナメントでは佐藤康光九段率いるチームレジェンドに敗れましたが、チームの仲の良さではピカイチだったと思います。
チーム内のいじられ役は、年賀状で出場を直訴し、仕方なく選んだとネタにされていた今泉健司五段でした。
久保九段が敗れてチームの敗退が決まった時、久保九段はツィッターで(本当は今泉氏に3局指させてあげたかったけど)とつぶやいています。
このツィートに、久保九段のやさしさが現れていると思います。
いま振り飛車党のタイトルフォルダーはいません。
さあ、チーム振り飛車のリーダーとして、王座獲得に向けた1勝を挙げることはできたでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/68/ouza202009240101.html

ということで将棋です。
後手の久保九段は三間飛車からミレニアム囲いのような形を採用します。この形に新たな鉱脈を見つけているのか、採用数が増えている印象です。
先手の永瀬王座はいつものように居飛車穴熊から松尾流穴熊までがっちり囲います。
先に動いたのは久保九段で、2五歩を桂馬で取り、それから中央で戦いが始まります。
久保九段は駒損の攻めながら先手の穴熊を銀2枚まではがし、終盤まで良い勝負が続きます。
大きな選択肢は76手目に訪れました。
永瀬王座は千日手にするかどうかの決断を、久保九段に迫ります。久保九段は38分考えて打開を決断しますが、結果的にはその男気がマイナスになったようです。
その後は永瀬王座が一方的に攻める展開となり、駒損も広がって粘りようがなくなってしまいました。
117手まで永瀬王座が勝利し、これで2勝1敗と防衛まであと1勝に迫りました。

王座戦第4局は、10月6日に兵庫県神戸市「ホテルオークラ神戸」で行われます!

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