【書評】城山三郎『価格破壊』 [書評]
ダイエー創業者中内功をモデルとした経済小説です。
小説は、主人公が小さな薬屋を経営しているところから始まります。
定価を維持させようとするメーカーとの圧力と戦い、卸してくれる問屋を求めて北へ西へと飛び回ります。
そうした時代から、徐々に力を蓄え、前進あるのみで一大チェーン店まで成長させます。
小説のスパイスになっているのが、主人公を裏切りライバル店に引き抜かれたある女性社員と、主人公と同じく奇抜な戦術でお好み焼き屋を経営するも最後は夜逃げした安売りの同志です。
そこには安売りに対する哲学と、安売りの難しさ、生き残る困難さがよく表現されていると思います。
冒頭シーンはいまいちですが、途中からグイグイ引き込まれていきます。
モデルがいる小説は強いと感じました。
小説は、主人公が小さな薬屋を経営しているところから始まります。
定価を維持させようとするメーカーとの圧力と戦い、卸してくれる問屋を求めて北へ西へと飛び回ります。
そうした時代から、徐々に力を蓄え、前進あるのみで一大チェーン店まで成長させます。
小説のスパイスになっているのが、主人公を裏切りライバル店に引き抜かれたある女性社員と、主人公と同じく奇抜な戦術でお好み焼き屋を経営するも最後は夜逃げした安売りの同志です。
そこには安売りに対する哲学と、安売りの難しさ、生き残る困難さがよく表現されていると思います。
冒頭シーンはいまいちですが、途中からグイグイ引き込まれていきます。
モデルがいる小説は強いと感じました。
2016-11-29 21:00
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