【書評】司馬遼太郎『アメリカ素描』 [書評]
司馬遼太郎のアメリカ旅行記です。
最初から司馬遼太郎節全開で、普通の旅行記とは一味もふた味も違います。
観光地らしい観光地はほとんど回らず、人間の観察に主眼をおきます。
で、人間をたくさん書くのかと思えば、内容のほとんどがアメリカにまつわる歴史上のウンチクです。
そこから独自のアメリカ感を打ち出し、その独自の視点から人間を照査していきます。
最初から最後まで、まさに司馬遼太郎です。
なぜこんなにも話題が出てくるのが、この人の脳内を覗いてみたいです。
初版が平成元年ともう四半世紀たっているので、掲載されている写真は時代を感じます。
それでも歴史上のウンチクは腐ることはありません。
いつの時代でもキラリと光る一品だと思います。
最初から司馬遼太郎節全開で、普通の旅行記とは一味もふた味も違います。
観光地らしい観光地はほとんど回らず、人間の観察に主眼をおきます。
で、人間をたくさん書くのかと思えば、内容のほとんどがアメリカにまつわる歴史上のウンチクです。
そこから独自のアメリカ感を打ち出し、その独自の視点から人間を照査していきます。
最初から最後まで、まさに司馬遼太郎です。
なぜこんなにも話題が出てくるのが、この人の脳内を覗いてみたいです。
初版が平成元年ともう四半世紀たっているので、掲載されている写真は時代を感じます。
それでも歴史上のウンチクは腐ることはありません。
いつの時代でもキラリと光る一品だと思います。
コメント 0