電王戦タッグマッチについて [将棋]
話題としては遅いですが、電王戦の話。
【電王戦タッグマッチの結果】
http://www.shogi.or.jp/topics/2013/09/-ponanza.html
【電王戦の模様】
http://www.shogi.or.jp/topics/2013/09/post-816.html
8月31日に、電王戦のスピンオフ企画として、電王戦タッグマッチが開催されました。
コンピューターを人間がタッグを組み、トーナメント形式で優勝を争うというものです。出場者は第2回電王戦出場棋士で、ペアを組むのはそのとき対戦した因縁とも言えるコンピューターソフトです。
結果が出た後で書くのも何ですが、コンピューターがプロ棋士を完全に上回っているのであれば、三浦九段GPSペアが優勝、そうでなく互角ならば佐藤慎四段ponanzaペア若しくは船江五段ツツカナペアだと思っていました。
ソフトの強さからいえば、GPSは頭一つリードしています。ソフト主導なら充分に勝ちきれると思っていました。
そうではなくて、ソフトとプロ棋士が互角であるならば、メンバーの中で最もコンピューターを活用していそうな船江五段と、第2回電王戦で、人間の良さと、ソフトの良さの両方を引き出した対局が光っていた佐藤慎四段のどちらかだと思っていました。
結果は、佐藤慎四段ponanzaペアが優勝です。
開発者のコメントを見ると「わりとponanzaの手が無視されていて(笑)」とあります。対局後の感想戦でも、佐藤慎四段は自分が指したい手を指したと言っていました。ただ終盤は時間も無いのでコンピューターに任せたと。
読みの広さでは人間はコンピューターにはかないませんが、遠い将来を見据えた“感覚”ではまだまだ人間が上回っている。つまり、コンピューターの評価関数には穴があるということだと思います。
佐藤慎四段はponanzaの推奨手を見て、違和感があると容赦なく却下したようです。それがいい方向に進んだようです。cpuも万能ではないのだから、プロの技を信じる、というのが大事なのかもしれません。
チェスでは人間とコンピューターが組むと、レーティングが200ほど上がるそうです。
人間とコンピューターが組むというのは、とても面白い企画だったと思います。ただ争うだけでなく、お互いの良さを引き出せる企画を、これからも期待したいです!
【電王戦タッグマッチの結果】
http://www.shogi.or.jp/topics/2013/09/-ponanza.html
【電王戦の模様】
http://www.shogi.or.jp/topics/2013/09/post-816.html
8月31日に、電王戦のスピンオフ企画として、電王戦タッグマッチが開催されました。
コンピューターを人間がタッグを組み、トーナメント形式で優勝を争うというものです。出場者は第2回電王戦出場棋士で、ペアを組むのはそのとき対戦した因縁とも言えるコンピューターソフトです。
結果が出た後で書くのも何ですが、コンピューターがプロ棋士を完全に上回っているのであれば、三浦九段GPSペアが優勝、そうでなく互角ならば佐藤慎四段ponanzaペア若しくは船江五段ツツカナペアだと思っていました。
ソフトの強さからいえば、GPSは頭一つリードしています。ソフト主導なら充分に勝ちきれると思っていました。
そうではなくて、ソフトとプロ棋士が互角であるならば、メンバーの中で最もコンピューターを活用していそうな船江五段と、第2回電王戦で、人間の良さと、ソフトの良さの両方を引き出した対局が光っていた佐藤慎四段のどちらかだと思っていました。
結果は、佐藤慎四段ponanzaペアが優勝です。
開発者のコメントを見ると「わりとponanzaの手が無視されていて(笑)」とあります。対局後の感想戦でも、佐藤慎四段は自分が指したい手を指したと言っていました。ただ終盤は時間も無いのでコンピューターに任せたと。
読みの広さでは人間はコンピューターにはかないませんが、遠い将来を見据えた“感覚”ではまだまだ人間が上回っている。つまり、コンピューターの評価関数には穴があるということだと思います。
佐藤慎四段はponanzaの推奨手を見て、違和感があると容赦なく却下したようです。それがいい方向に進んだようです。cpuも万能ではないのだから、プロの技を信じる、というのが大事なのかもしれません。
チェスでは人間とコンピューターが組むと、レーティングが200ほど上がるそうです。
人間とコンピューターが組むというのは、とても面白い企画だったと思います。ただ争うだけでなく、お互いの良さを引き出せる企画を、これからも期待したいです!
2013-09-14 17:58
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