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映画『パラノーマル・アクティビティ』 [書評]

わずか1万5千ドルの予算で製作されたのにもかかわらず、世界中で2億ドル近い興行収入を上げたホラー映画です。


【パラノーマル・アクティビティ 公式サイト】
http://www.presidio.co.jp/archive/paranormal/


この映画で扱っているのは、ポルターガイスト現象です。
それをドキュメンタリータッチ(モキュメンタリー)で描きます。
イメージとして、同じく低予算で撮影された『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』をイメージしていただければ近いと思います。

低予算らしく化物は登場しません。
物語全てが一軒の家の中で進みます。
音、影、足跡など、全て間接的に表現していますが、これがまた絶妙な効果を上げています。
やはり、この手のホラーは正体を現さないほうがいいですよね。
意表を突く展開はありませんが、じわじわと見えない悪魔が迫るところはなかなかです。
最初から気になっていた開けっ放しの白いドアの使い方が上手いですね。
小説や漫画でも応用できそうな技法です。
日本人より悪魔をより身近に感じる欧米人のほうが、より恐怖を感じる映画なのかなと思いました。

それにしても、映画って技術さえあれば意外と個人でも作れるのかもしれませんね。
パラノーマル・アクティビティにしても、撮影は監督の自宅で行ない、編集も自宅のパソコンですませてしまう。
それだけの機材が、個人でも手軽に手に入るようになったというより、日常家電の性能が映画を作れるまで上昇したということなのでしょう。


やる気さえあれば、なんでもできる。


いやはや、素晴らしい世の中になったものです。
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