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肺炎治療日記 [日常]

ぼくが肺炎になったことで、みなさんにいろいろとご心配をおかけしています。
せっかっくの経験ということで、みなさんの健康維持の一助にもなるかなと思いまして、肺炎になるまでの経緯をちょっと書き記します。


肺炎にもいろいろな種類があります。
最近ではマイコプラズマ肺炎などが有名ですが、自分は細菌性の肺炎です。
抗生物質が効くので耐性菌でもないので、肺炎としては良質な方かなと思います。
それでも、かなり苦しんでいます。


最初は2月20日(月)に風邪をひいたことでした。
明け方に急に熱が上がり、39度にもなりました。
慌てて近所の病院で診察を受けたところ、とりあえず普通の風邪ということでした。
ただ、医者から1週間は休んだ方がいいといわれました。
あまりにも長すぎだろうと思っていると、医者の説明では、自宅でじっとしているから体力が回復しているように感じていても、実際にはそれほど回復しないそうです。
通勤するだけで体力を消耗し、しかも車内には病原菌がウヨウヨしているので、休めるのなら休んでくださいと。
そういわれても、風邪ぐらいでそんなに休んでられないので、2日だけ休み、平熱に戻った時点で出勤しました。
咳は続いていましたが、インフルエンザではないので、それほど気にしていませんでした。

ところが、1週間たっても咳が続きます。
だんだんと背中やわき腹が痛くなり、産業医にちょっと聞いてみたところ「咳のしすぎにるよ筋肉痛だろう」ということで、重要視しませんでした。
ただわき腹の痛みはさらに酷くなり、咳をするたびに暫く動けなくなります。
咳が止まらないときは、席を外して、外の空気を吸うことも増えて、仕事にもだんだんと支障がでてきました。
家に帰るとひたすら寝るだけで、仕事以外の作業が何もできない状態です。

そんなこんなで金曜日になりました。
風邪を発病してすでに12日が経過しています。
その日も普通に咳をしながら仕事を続け、午後になりましたが、明らかに体温が上昇していくのを感じました。
さすがに2時間休暇を取り、病院にいきました。
診察前の時点で、体温が39.8度です。
頭が朦朧として、さすがにただ事ではないと自覚しました。
レントゲンを撮り、血液検査をしたところ、肺炎と診断されました。
わき腹の痛みは、肺が炎症を起していたことが原因だったのです。

抗生物質(パセトシンカプセル)、痰きり(シスタダイン)、咳止め(フラベリック)が処方されました。
抗生物質の効きがよく、日曜日には微熱になり、月曜日には平熱にもどりました。
けど、わき腹の痛みは治まりません。炎症は続いています。
月曜日に医者に行き、今後のことについて相談しました。
風邪ならいつ仕事に復帰すればいいのか経験で分かりますが、肺炎は初めてです。熱は下がったものの脇腹の痛みは続く。咳もでる。どうしたものか。
そうしたら、今度の医者は、何で病院に来たの?という表情を露骨に出しながら、こういいました。
「それで、結局、どこが悪いの?」
仕方なく同じ話を繰り返す。形だけの診察をした結果
「体力が回復すれば仕事にいっていいんじゃないですかね」
ようするに、自分で判断しろと。

肺炎は怖い病気と聞いているので、さらに1日休み、水曜日から復帰してみる。
ところが、あっという間にぶり返す。
本当は水曜日の夜からヤバイと感じていたのですが、わずか1日でぶり返すなど想定していなかったので、微熱がでているのにもかかわらず木曜日も出勤して、長期間休むこと前提に最低限の仕事をこなす。
課長にも長期休暇になるかもということを、なんとなく匂わしておく。

金曜日は朝から微熱で、また病院にいく。
今度の先生は、患者の話をよく聞いてくれる。
問診も丁寧で、こんな感じ。
「深呼吸すると痛みはでますか?」
「深呼吸できません。深く息を吸うと、咳がでてしまいますので」
「階段を上ったりすると、すぐに息切れしたりしますか?」
「息切れするような動きができません。すべてスローモーです」
ふむふむという感じで診察していただき、結果はとにかく休めと。
いまの状態でインフルエンザに感染するとやっかいなことになるので、通勤すること自体が危険と言われました。前回の先生とはえいらい違いです。
復帰の目安としては、咳が止まり、軽い運動をして深呼吸ができるレベルまで休んでくださいと。
最後にポツリ、肺炎ですからね、と。

ぶり返したことを考えて、抗生物質を変えることになりました。
ここでまだ1週間様子を見て、治らないようなら、覚悟を決めて入院してください。入院したら2週間かかりますと宣告されました。
最悪の場合、3月中は完全に休暇です。


風邪だと思って油断していると、自分みたいに酷い目に会います。
肺炎は本当にやっかいな病気です。
本当にダメダメな体験談ですが、ぼくの経験を、他山の石としてご活用いただけたら幸いです。
みなさん健康には注意しましょう(汗)
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コメント 9

雫石鉄也

読みました。
たいへんでしたね。お大事にしてください。
アホは風邪ひかないといいますから、私はめったに風邪を
ひきませんが、油断せず充分気をつけます。
by 雫石鉄也 (2012-03-10 15:56) 

Tome館長

私も幼い頃、肺炎になりました。
記憶に残ってませんが、田舎ゆえ医者に診せるのが遅れ、危なかったそうです。
妄想を好むのは、その時の病状のせいかも、と思うことがあります。

創作どころではないかもしれませんが、せっかくなので妄想の世界に浸ってみてはいかがでしょう。

ご自愛ください。
by Tome館長 (2012-03-10 23:59) 

サイトー

>雫石鉄也さん
いやー、熱がないのに休まざるを得ないというのは、忸怩たる部分があります。
ぼくの場合、風邪の初期症状であっというまにダウンするので、重症化すること無かったのですが、今回ばかりはやってしまいました。
健康第一ですので、雫石さんもお気をつけください。

>Tome館長さん
肺炎は放置すると危険みたいですね。
ぼくはけっこう放置していたあげく、ぶり返してしまったので、今回は慎重に治したいと思います。
二回ぶりかえすとしゃれになりませんので(汗)
ということで、妄想がてら、いま福島正実SF用作品のアイディアを暖めています(笑)
by サイトー (2012-03-11 09:04) 

春待ち りこ

なんと。。。怖いですね。
やっぱり風邪は万病の元
大事にしないといけないんですね。
サイトーさん。。。
健康第一です。ゆっくり休んでくださいね。
くれぐれもご自愛ください。

私も、無理はしないように。。。
あれ?
そういえば、私は無理の出来ない体質でした。
怠け者なんじゃないですよ。。。
あくまで、体質です!!!(……と言い張ってみる)

お大事にしてください。
by 春待ち りこ (2012-03-11 20:49) 

サイトー

>春待ちりこさん
本当に風邪は万病の元ですね。
今回は油断してしまいました。休むときは休むべきですね。
お互いに健康には注意しましょう!
by サイトー (2012-03-12 21:26) 

Eel Ayaka

肺炎仲間ですねwワタシも2011年暮れにかかりました。完治まで3週間要しました。脇腹の強烈な痛みと、咳が出ると座るのもしんどくうずくまるしかないんですよねorz
咳が続き起き上がれないときは死ぬかもとガチで思いました。もぅこりごりデス。ワタシのよぅに今回初めてではなく過去に自覚しないまま
肺炎治った後があるとかならないようにお気をつけくださぃ。CTに治癒痕が残るそぅデスょ。風邪に気をつけまショー!!
by Eel Ayaka (2012-04-15 19:09) 

サイトー

>Eel Ayakaさん
腹部はかなり痛かったです。
いまから考えると、よくこの状態で出勤していたものと思います(汗)
ぼくは自然気胸がクセになっていて、CTを取ると痕跡が肺中に残っているのですが、また、ひとつ勲章が増えたということで(笑)
by サイトー (2012-04-15 22:45) 

wiikm

こんにちは。
私も昨日、肺炎と診断されました。
微熱から始まり、バファリンと気合で乗り切っていましたが、
夏風邪からの咳残りが酷く、一応医者にかかりました。

3週間以上咳をしていたせいか、上半身の痛みが酷く、それもあってバファリンを服用していました。

微熱から3日目、旅行中に高熱が出ました。
翌日夜に帰宅しましたが、翌日からやはり医者の処方の咳止めと筋肉痛の鎮痛剤で乗り切り、子供の世話をしていました。

鎮痛剤(解熱剤)を服用しているにも関わらず、相変わらず37.5度の微熱が取れず、5日目に突入。

子供でもあるまいし、
いい大人が5日も続くなんてやっぱりおかしい、と思い、翌朝病院に行く事を決意。

しかしっ!
6日目の朝、いつもより頭がハッキリしている。
これは治った!
と思ったのも束の間。
数時間後にまた微熱発生。
やはり病院へ行こう、と。

数日前にかかった病院へ再度行ってレントゲンを撮り、肺炎だと判明。
そのまま大きい病院へ行くように言われ行きました。

CTと血液検査、痰も検査したいと言われましたが、出せずじまいで終わりました。

CRPの値が7.60。
平均が0.0〜0.3なので相当高いですね。
症状としては軽くないが、若い(35才)ので重症化していない、と言われました。

どうやらピークは去っていたようで、入院にはなりませんでした。

今日は両胸下が強烈に痛いのでキツイです。

1〜2日ずつで痛む場所が変わります。
私の場合は、
左腰→左脇腹→胸骨あたり→右腰→右脇腹→右胸下→両胸下
です。それはそれは、痛くて痛くてたまりません。

咳のし過ぎでみぞおちが痛いのはとうに通り越していたのですが、また新たな筋肉痛がやってきたのだと思っていました。

あなたのブログを読んで、初めて筋肉痛ではなかったのだと知りました。

そりゃ、痛いはずだ(>_<)
by wiikm (2012-09-27 08:19) 

サイトー

>wiikmさん
入院にならなくてよかったですね。
病気に対する知識は必要だな、と実感しました。
ぼくの体験が、少しでもお役に立てて光栄です。
くわばらくわばら……。
by サイトー (2012-09-28 04:59) 

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