SSブログ

第50期岡田美術館杯女流名人戦第2局(西山朋佳女流名人VS福間香奈女流四冠) [将棋]

福間女流四冠の先勝で迎えた第2局です。

〔中継サイト〕
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/

女流棋界のツートップである西山・福間だけに、両者のタイトル戦は数多く行われていますが、女流名人戦だけ対局がありませんでした。
しかし、今期で実現したことにより、女流棋戦の全てでのタイトル戦が実現しました。
8棋戦の全てて同一対局者でのタイトル戦が実現するのは史上初めてで、8棋戦に次ぐのは谷川―羽生の7棋戦です。
それだけ、両者の実力が抜けている証拠です。続々と新人がデビューするなかで、至高を守りつづけられているのは、ライバルの存在があってのことかもしれません。
両者の対戦成績は西山29勝、福間35勝です。女流棋士で最多対局は清水市代女流七段と中井広恵女流六段で、100番を超えているそうです。
西山女流名人と福間女流四冠も、本局で65局目なので、100番指し達成の可能性は十分にあると思います。
さあ女流最高峰の決戦の第2局は、どうなったでしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/kifu/50/joryumeijin202401210101.html

ということで、将棋です。
先手は福間女流四冠。いつもの中飛車ですが、玉は左側に向かいます。対する西山女流名人は三間飛車です。
福間女流四冠は飛車を3筋に振り直すと、左右の銀を前線に出して抑え込みを狙います。序盤早々に力戦です。
39手目ですが、福間女流四冠の焦点の歩、3三歩が手筋とはいえヒットです。
西山女流名人は飛車が逼塞してしまい苦しい局面ですが、先手の飛車を追い回して奪い攻撃態勢を整えていきます。
しかし、福間女流四冠は手厚かったです。
得した金を自陣に貼り付け強化して、遊び駒だった金もひきつけます。攻めより自陣を盤石にすることを優先しました。
そして攻めに転じてからは一気です。
131手まで序盤の有利を安全に勝勢にまでもっていく強い勝ち方で、これで開幕2連勝となりました。
西山女流名人は追い込まれました。

第3局は2月4日(日)、千葉県野田市「関根名人記念館」で行われます!
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。