SSブログ

【書評】多湖輝『読心術』 [書評]

『頭の体操』で有名な多湖教授が、相手の心を読み解く技を披露します。


読心術―現代科学が産んだ新兵器 (カッパ・ブックス)

読心術―現代科学が産んだ新兵器 (カッパ・ブックス)

  • 作者: 多湖 輝
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 1972/11
  • メディア: 単行本



初版は昭和37年とかなり古いです。
自分が持っているのが昭和55年版ですが、それまでに増刷に増刷を重ねて、なんと100版。恐るべきベストセラーです。
さて、内容ですが前半は細々としたテクニックが主となりますが、なによりためになるのは「四 誘導読心術」です。
特に「B 相手の話を引き出す方法」「C 話のつっこみ方、深め方」は、自分の経験からも有効度が高いです。
振り返ってみると、自分はこの本で紹介されているのとほぼ同じ技法を仕事で使ってきました。
初版が昭和37年であることを考えると、たぶん、人間の深層心理に根ざした時代を超えて有効な方法なのだなと思います。
早くこの本に出会っていたら、あの若いときの苦労はなかったかもと思います。

ひとと話すのが苦手なひと、交渉力を高めたいと思っているひとは、ぜひとも読んでみてください!
nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0