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『新しい世界へ』~最終選考作品集+α~ 配信開始! [電子書籍]

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 『新しい世界へ』 ~最終選考作品集+α~

 【 配 信 開 始 ス ペ シ ャ ル 】
   ~各界の著名人から感想をいただきましたので、紹介いたします!~

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 ぼくの始めての作品集が、本日配信開始です!

表紙(新しい世界へ).jpg

『新しい世界へ』~最終選考作品集+α~
 → http://p.booklog.jp/book/32927


 とてもありがたいことに、ぼくの作品集のために、各界の著名人が感想を届けてくださいました。
 感謝とともに、先生達のお言葉を紹介いたします!
 
 
SF作家 草上仁先生
Wiki→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%89%E4%B8%8A%E4%BB%81
 
<略歴>
 1981年に第7回ハヤカワ・SFコンテストで佳作入選し、1982年にSFマガジンに「割れた甲冑」を発表して商業誌デビュー。以降、SF短編を中心に作品を発表し、現在はミステリや長編にも活躍の場を広げています。
 奇想天外な発想から物語をまとめあげる手腕は超一流で、『くらげの日』『お喋りセッション』『サージャリ・マシン』など短編の傑作を多く書かれています。
 著作は『こちらITT』他、多数。

 1989年『くらげの日』で第20回星雲賞日本短編部門受賞
 1997年『ダイエットの方程式』で第28回星雲賞受賞日本短編部門受賞
 1997年『東京開化えれきのからくり』でSFマガジン読者賞受賞
 
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<草上先生からのコメント>
 わたしもやったことがあるからわかるが、数百の短編を綴るのは並大抵のことではない。いや、待った。これでは自慢話になってしまう。
 書き直す。わたしはやったことがないからわからないが、数百の短編を綴るのは並大抵のことではないはずだ。ううむ、ここまで白々しいと、嘘つきの域に達する。
 これはどうだ。
 やってみればわかるが、数百の短編を綴るのは並大抵のことではない。ははあ。今度は嫌みになってしまった。並大抵のことかどうか知りたくて、わざわざやってみる人なんかいるわけないじゃないの。
 本当のことを言うと、並大抵のことであろうがなかろうが、どうでもいい。作品は、今この時、読者の目の前にあるものが全てで、それが面白いかどうかだ。背景に何百あるかは関係がない。
 だから作品にコメントするのは苦手なのだ。背景を解説すると自慢か嘘つきか嫌みになるし、第一つまらない。かと言って内容に触れるとネタバレだ悪趣味だと言われる。
 となると、「巧みな構成」だの、「意表を突くアイディア」だの、「気を逸らさない語り口」といった具合に紋切り型で持ち上げる手だが、これも様式化した内輪褒めみたいで何だか気がひける。
 むしろ、感想文のつもりで書くのがよさそうだ。ほら、僕はこう思いました、マル、というやつ。誰も感想に文句はつけられまい。
 
 ええと、ですね。
 かつて僕たちが魅入られたSFは、未来に向かう物語でした。
 扱うのが喜劇であれ、悲劇であれ、恋であれ、戦いであれ、冒険であれ、内容や表現、技法の問題ではなく、真っ直ぐに未来を見つめるまなざしそのものに神髄があったのだと思います。
 ここに命があります。受け継がれ続いて行く命もあれば、終わる命もあります。新しく生まれる命もあります。過去から現在を経由して未来に至る流れです。そこに旅のドラマが生まれます。僕たちは生き物なので、命の旅を通じて世界を捉えようとするのは宿命みたいなものだと思います。
 ひたむきな旅人のように、顔を未来に向けて、真っ直ぐに語るストーリイ。僕はそいつが好きです。つけ加えるなら、いきいきと、面白く語るために、自慢や嘘や嫌みも適度に駆使したやつが。
(あれ? だってフィクションなんだもの。まなざしは手段を正当化するんですよ。いやほんとに)
 ここに並ぶ作品には、全てがあります。受け継がれ続いて行く命、終わる命、新しく生まれる命。未来に向かう物語。適度な自慢と嘘と嫌み。構成とアイディアと語り口。
 僕は、とっても面白いと思いました。マル。
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 草上先生はSF界のベテランであり重鎮でもあるのに、ぼくのような素人のために丁寧なコメントを書いていただき本当にありがとうございます。恐縮しております。
 コメントの一部分を抜粋しますが、
 
>ひたむきな旅人のように、顔を未来に向けて、真っ直ぐに語るストーリイ。僕はそいつが好きです。
 
 実は草上先生の作品に最も影響を受けたのはこの部分です。草上先生といえばユーモア小説のイメージが強いかもしれませんが、芯となる部分は、未来を信じる力強さだと思うのです。
 いつか、草上先生のような作品を書けるようになりたいと願っています。
 
 
 
アーティスト  サダヒロカズノリ先生
HP→ http://www.sadahirokazunori.com/
<略歴>
 独自の都会的センスを活かして、書籍装画、ポスター、企業ロゴ、ディスプレイデザインなど様々な分野の仕事を数多く手がける100万部を超えるベストセラーになった『完全自殺マニュアル』のブックデザインも、先生の作品のひとつです。
 シンガポールで個展を開催し、06年にカタールにてアジアンビジュアルアートエキジビションに参加、07年に中国にてECO X DESIGN展に参加など、その活躍は世界的な広がりを見せています。

1993年 アジアンアートビエンナーレバングラデシュグランプリ
1994年 第14回JACA 日本ビジュアル アート展 特別展 特別賞
2007年 ユナイテッド・シネマ前橋 グッドデザイン賞(建築・環境デザイン部門)
 他受賞暦多数
 
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『異星の果実やタイムトラベル。甘い香りに読み始め、終わりはビターな文明批判。
 長篇が読みたい!!』
 
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 サダヒロカズノリ先生のメールにありました
 
>斉藤さんの文章、すべて読みました。
>面白かった!
 
 という二行がぼくにとって宝物です。先生の人柄がにじみ出るようなメールはいつも心に沁みています。ポップな作品を生み出す背景には、ウォームなハートがあると実感しました。
 先生は武蔵野美術大学造形学部通信教育課程の講師をされています。先生に教えを受けた生徒たちは幸せ者だと思います。本当にありがとうございます!
 
 
 
ライトノベル作家 カミツキレイニー先生
<経歴>
 第5回小学館ライトノベル大賞/ガガガ大賞を受賞し、『こうして彼は屋上を燃やすことにした 』で作家デビュー。以降、専業作家生活に入る。作風は切なさとユーモアを併せ持ち、少年から大人まで幅広い読者を楽しませる力を持っている。
 
弟143回Cobalt短編小説新人賞/入選
第13回フェリシモ文学賞/佳作
第5回小学館ライトノベル大賞/ガガガ大賞受賞
 
――――――――――――――――――――――――――――――
SFを中心とした20本の掌編集。
手のひらサイズに凝縮された様々な世界を楽しむことができます。
 
あるとき世界は科学者に創られたものであり、またあるときは妖精たちの楽園であったりする。
別の世界では箱の中の虫が口汚くユーモアを喋り、また違う世界で雪を見上げる少女には奇跡が訪れる。
 
いくつもの物語の中にあるいくつもの世界。それらを短い時間で楽しめるというのも、ショートショートの魅力のひとつなのでしょう。
 
しかもこの作品集は、〝その世界を読者も作れる〟という、創作へのヒントとしてまとめられたものなのです。作家志望の方へ、とりわけ掌編創作から始めようという方へのよき参考書となるでしょう。
 
新しい世界へ。
私たちは創造主ではないけれど、手のひらサイズの世界なら物語ってゆくことができる。そんな可能性を感じさせてくれる作品集でした。
 
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カミツキレイニーさんには一度だけですがお会いしたことがあります。そのときはお見えになることを事前に知らなかったこともあり、あまり話すこともできずに申し訳なかったです。
 カミツキレイニーさんは叩き上げで受賞を射止めましたが、そのような実践派の方から、ぼくの作品集の特徴のひとつである創作ノートを
 
>作家志望の方へ、とりわけ掌編創作から始めようという方へのよき参考書となるでしょう。
 
と言ってくださり、ありがたいやら嬉しいやらで天にも昇る気持です。
サイン会などの機会がありましたら駆けつけますので、よろしくお願いします!
 
 
 コメントをいただいた先生方には、改めて感謝の意を申し上げます。
 本の一部は試し読みができますので、ぜひとも、以下のURLをクリックしてください!
 
 
 
【電子書籍パブー 齊藤想のページ】
http://p.booklog.jp/users/saitousou
 
 
『新しい世界へ』~最終選考作品集+α~
 
【目次】
00 前書きのようなもの
 
01 新しい世界へ(前編)
02 現代と未来の人類のために(SFマガジン・選評)
03 生き返り薬(SFマガジン・選評)
04 モニュメント(SFマガジン・選評)
05 不適切な欲望(SFマガジン・選評)
06 人豚
07 悪魔の兵器
08 ニュースのプロ
09 祝賀会
10 家訓(大阪SS最終選考)
11 長波(大阪SS最終選考)
12 子宝(大阪SS最終選考)
13 地球を守るのが使命
14 バショウノココロ
15 独裁者という仕事(小説現代・予選通過)
16 二倍人格(小説現代・予選通過
17 クッション
18 おやじなやつ
19 新しい世界へ(後編)
20 蛍雪(雪のまち幻想文学賞・最終選考)
 
99 創作のヒント
 
【特典】
特01 サイトーメルマガ 第4回
特02 サイトーメルマガ 第5回
特03 サイトーメルマガ 第6回
特04 サイトーメルマガ 第7回
特05 サイトーメルマガ 第13回
 
 
【齊藤 想(本文担当)】
 ブログ
  http://takeaction.blog.so-net.ne.jp/
 メルマガ
  http://www.arasuji.com/saitomagazine.html
 電子書籍パブー
  http://p.booklog.jp/users/saitousou
 
 
【木下大悟(表紙担当)】
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 Mixi(ハンドル名:阿古丸)
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川越敏司

いやあ、素晴らしいですね。そして、うらやましいですね。素晴らしい先輩作家の先生方から力強いエールをいただけて。草上先生は短編の名手として尊敬していました。「彼はロボット」とか、昔はよく読んでいましたが、いまは手に入りにくくなりましたね。

それにしても、サイトーさんがなぜメジャーデビューしないのか、不思議でなりません。
by 川越敏司 (2011-09-23 20:26) 

サイトー

>川越敏司さん
草上先生は本当に短編が上手です。
コメディーからシリアスまで、懐の広い作風をお持ちです。
草上先生だけでなく、素晴らしい方々からコメントをいただき、自分でいうのもなんですが、幸せ者だと思っています。

>それにしても、サイトーさんがなぜメジャーデビューしないのか、不思議でなりません。

過分のお褒めの言葉をいただき恐縮です。
やはり、一番の原因は実力不足かと(汗)

by サイトー (2011-09-24 22:15) 

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