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第46期棋王戦挑戦者決定戦第2局(広瀬章人八段VS糸谷哲郎八段) [将棋]

勝者が渡辺棋王への挑戦権獲得です。

〔主催者HP〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/

1998年奨励会入会組は粒ぞろいで、広瀬章人八段・糸谷哲郎八段・佐藤天彦九段・高崎一生七段・戸辺誠七段と5人の棋士が誕生し、タイトルも獲得3人・通算6期となかなかのものです。
広瀬八段は振り飛車穴熊を武器に1998年組で最も早くタイトルを獲得したものの、タイトル獲得数は佐藤天彦九段の名人3期の後塵を拝しています。糸谷八段は竜王1期を獲得したものの、2つめのタイトルが遠いです。
1998年組も33歳前後になりました。
将棋界ではまだまだ若いですが、藤井聡太二冠を代表とする下の世代もぞくぞくとデビューしており、二人ともいつまでも上を目指すだけではいけない立場です。
1998年組として、さらなるタイトルの積み重ねを狙いたいところです。
さあ、同期のライバルから一歩前に出ることができるのは、どちらの棋士でしょうか!

〔棋譜〕
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/46/kiou202012280101.html

ということで将棋です。
先手番になったのは糸谷八段。角換わりから相早繰り銀となりますが、前例のある将棋とはいえ、58手までほぼノータイムで突き進みます。
いま研究テーマになっている課題局面なのでしょう。
お互いに時間を使うようになったのは63手目以降です。
歩の手筋で先手陣を乱してからの桂馬の両取りが絶好のように見えましたが、いざ先手玉に早逃げされると、糸谷玉は序盤で2筋を詰めているのが大きくバラバラながら広いです。
広瀬玉はコンパクトにまとっているものの3筋の金銀が守りに働いていない上に玉が狭いです。
気が付いたら敗勢になっていたという感じです。
馬を切り飛ばしたところで、難局と見て自重するしかなかったようです。
107手まで糸谷八段が勝ち、これで渡辺棋王への挑戦を決めました。

棋王戦第1局は、2月7日(日)、栃木県宇都宮市「宇都宮グランドホテル」で開幕します!
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リュカ

リヴリーのスキンがあまりにも懐かしくて
うっとり眺めちゃいました。ちょっと切ないですw
by リュカ (2020-12-28 22:45) 

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