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【公募情報】リーガロイヤルホテル東京開業30周年記念企画・エピソード募集(随筆・7/31〆) [公募情報]

30周年の記念事業としてのエピソード募集です。

〔主催者HP〕
https://www.rihga.co.jp/tokyo/anniversary-30th-memory

リーガロイヤルホテルは東京都新宿区の早稲田大学の近くにあります。
すぐ裏側が大隈庭園で、都心にありながら、緑溢れる空間でもあります。
そのリーガロイヤルホテルが開業30周年を記念してエピソードを募集しています。
プレゼントはクラウンスイート ツインのペア宿泊券で、ずっと予約で埋まっている人気の部屋です。他にもいろいろなプレゼントがあります。
制限文字数は400字以内、応募締切は令和6年7月31日です!

<募集要項抜粋>
募集内容:随筆
テーマ :リーガロイヤルホテル東京でのエピソード
プレゼント:クラウンスイート ツインのペア宿泊券
制限文字:400字以内
応募締切:令和6年7月31日
応募方法:メール、郵送
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最近の日常【令和6年5月第1週】 [日常]

〔モニター台を購入した話〕
ノートPCを閉じまま使用するようになると、そもそもノートPCが邪魔です。
ということで、ノートPCをモニターの下に収納するためのモニター台を購入する。
USBの挿入口がある製品とかいろいろあるけど、自分が欲しいのはシンプルなタイプです。
それでコードをモニター台から出すやすいタイプ。
自分がイメージしている製品がなかなか見つからなくて、結果的に木製の2000円未満の商品を購入する。
使い勝手がよければ、職場でも使うようになるかも。

〔モニター台が到着した話〕
モニター台が到着した。
で、モニターを乗っけてみると、うーん、高さが合わない。ちょっとこれは使えない。いろいろな作業をする上で、モニターとキーボードと椅子の高さは、それなりのバランスが必要です。
自分の姿勢かさらすると、モニターとキーボードの高さは同じにしたい。椅子のひじ掛けにひじを乗っけたままキーボードをたたくので、ここの高さも合わせたい。
いや、そこまで考えて買えよという話なのですが。
結局、モニター台は充電コードを隠すために使い、その上にノートPCを置くことにしました。見た目はすっきりです。はい。
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【映画】天使と悪魔 [映画評]

大ヒットした『ダ・ビンチ・コード』に続くラングドン教授シリーズの第2弾です。


天使と悪魔 スペシャル・エディション(1枚組) [Blu-ray]

天使と悪魔 スペシャル・エディション(1枚組) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2010/04/16
  • メディア: Blu-ray



映画では第2作ですが、原作では『天使と悪魔』が第1作です。
今回のテーマは秘密結社イルミナティです。
イルミナティは実在する秘密結社ですが、科学を信奉した結果、キリスト教から迫害された歴史があります。
そのイルミナティが復活し、コンクラーベに参加する枢機卿のうち次期法皇の有力候補4名が誘拐されます。
さらに生成されたばかりの反物質が盗まれます。
イルミナティからバチカンに脅迫状が届きます。
1時間ごとに1人づつ枢機卿を殺害する、そしてバチカンを滅ぼすと。
脅迫状のシンボルから専門家であるラングドンが呼ばれて、警察を一緒に捜査を開始します。
というのがざっくりとした流れです。
本作ですが、小説で読むと抜群に面白いです。
ですが、映画で見ると、脅迫状をヒントに枢機卿が殺害される現場を突き止めるのですが、推論がかなり弱く、風が吹けば桶屋が儲かるレベル以下ではないかと思ってしまいます。
象徴に合わせて殺害するのはイルミナティの犯行であることを偽装するためだと分かりますが、1時間ごとというタイムリミットを設定する理由が最後までピンときません。自分の理解力不足だとは思いますが。
原作だと反転しても同じ文字となるシンボルが重要な意味を持ちますが、映画ではそれほど触れられていません。
小説のあとがきによると、このシンボル作成にかなり苦労したようです。
ラストはダンブラウンらしい、どんでん返しも仕掛けられています。
このあたり、かなり手堅い作りで、いろいろな微妙な違和感が、最後に繋がるような形式になっています。
製作費1億50百万ドルに対して興行収入4億86百万ドルなのでヒット作ですが、前作と比べるとだいぶ落ちてしまいました。
キリスト教の暗部を抉り出す作品は、やはりキリスト教世界では抵抗があるのかもしれません。原作がずっとハラハラドキドキが続くうえに、かなりのボリュームがあるので、映画化するさいにどこをどう切り取るのかが難しかったのかもしれません。
それでも十分に楽しめる映画だと思います。

ダンブラウンの大ヒット小説の映画を見たいひとのために!
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【書評】諌山創『進撃の巨人』 [書評]

世界中で大ヒットし、累計1億冊を越えるメガヒット作です。


進撃の巨人 コミック 全34巻セット

進撃の巨人 コミック 全34巻セット

  • 作者: 諫山 創
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2021/06/09
  • メディア: コミック



圧倒的な力を持つ巨人の前に、人類は身をかがめて暮らしてきました。
ある日、超大型巨人と鎧の巨人の前に壁は破壊され、人類は敗北し、さらなる退却を余儀なくされるという絶望的な状況から物語は始まります。
ストーリーは大まかに2つに分かれており、前半は人類が努力の末に巨人を駆逐してアルミンの夢であった海をみるまで。
後半はテーマ性が重くなり、敵と味方がストーリーの進展とともに入れ替わり、それぞれがそれぞれの正義のために活動していきます。
この漫画ですが、伏線がものすごいです。
連載当初からどこまでスーリーを作りこんでいたのか不明ですが、細かいところはともかく、最後の結末はかなり早い段階で決めていたのかなと思います。
そのために繋がるキーワードが、そこら中に散りばめられています。
後半のストーリーは賛否両論あるとは思いますが、外野の声に惑わされず、作者が表現したいことを描き切った、またそれを許した出版社と編集者の心意気に感謝です。
大人こそ読んで欲しい漫画だと思います。

ダークファンタジーの世界を堪能したいひとのために!

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【掌編】齊藤想『魔法の効果』 [自作ショートショート]

HPを持っていた時代(ブログの前)にUPしていた作品です。
更新日からして平成13年7月に書いたと思われます。
恥ずかしい作品ですが、記録という意味でブログに乗せてみました。昔はこんな感じだったということで……。



・基本的に月2回発行(5日、20日※こちらはバックナンバー)。
・新規登録の特典のアイデア発想のオリジナルシート(キーワード法、物語改造法)つき!

―――――

『魔法の効果』 齊藤 想

 形だけのホームルームの終了を告げるチャイムが鳴った。大学受験を間近にひかえた高校生にとって、クラスメイトと会うのはこのホームルームだけだ。ホームルームが終わると、それぞれ自習をするか受験対策の特別講習に参加するかになる。
 教室が生徒達の移動で騒がしくなった。下げられた椅子が、後ろの机とぶつかる音がする。窓際の方では、進学を諦めて勉強する気がない者が不必要に大声をあげている。
 千草はチャイムを聞くと、図書館で自習をするために席を立とうとした。すると、隣の隆志がいつもの調子で話し掛けてきた。
「おい、ところで千草は何大学の何学科を受けるんだったけ」
 千草は口を膨らました。どうせ、隆志は私が魔法学科にいきたいと思っていることを馬鹿にするに決まっている。
 隆志の軽口にはいつも腹を立てているのだが、意外と女の子にはもてる。その軽口が楽しいという人もいるのだ。千草も少しは分かる気がするが、腹を立てる事の方が圧倒的に多い。
「そういう隆志はどこなの」
「俺はT大学の物理学科だよ。これからは科学技術の時代だからな。今の時代に魔法なんてするヤツはいないからな。あ、千草はひょっとしてW大学の魔法学科志望だったけ」
 すべて知っているのに、わざわざ聞くところに腹が立つ。無視して立ち上がろうとしたら、隆志が抑えるようなしぐさをして、続けて言った。
「今の時代に魔法なんて何の役に立つんだよ。これからは科学の時代だよ。せっかく千草は勉強が出来るからもったいないなあと思ったんだよ。友達としてさ」
 魔法を馬鹿にされた千草は、むきになった。
「いろいろと役に立つのよ。例えば…背の届かないところの物を、こっちに運んできたり」
「そんなの脚立を使えばいいじゃないか。魔法を唱えるにしても1分かかるし。しかも運べるのは辞書ぐらいがせいぜいだ。文明の利器の方が、早くて便利だよ」
 確かにその通りだ。魔法は徐々に時代遅れになっているのは否めない。当たっているだけに腹が立つ。
「そんなことないわよ。努力次第でどんな重いものも運べるわよ。像を持ち上げる人もいたという記録もあるし」
「あくまで、一部の天才の話だろ。千草にそんなに才能ないじゃん」
 隆志はいつも一言多い。
 千草は馬鹿にされると、なんとしても隆志をやっつけたくなる。腕組みをして考えた。
「テレポーテーションはどう。科学では瞬間移動なんて出来ないわよ。テレポーテーションで旅行でもしようかしら」
 隆志は驚いた顔をして、続けて大きく首を振った。
「おい、テレポーテーションなんてやめとけよ。物理系魔法で、一番難しいやつじゃないか。ただでさえ不器用な千草がそんなことしたら、空中に現れて大怪我するに決まってるじゃないか」
 いちいち余計なことを言うやつだ。自分で不器用で下手くそを自覚しているだけに、よけいに隆志がにくにくしい。
 もっとも、テレポーションが危険なのは事実だ。正確に地面上に現れるのが難しく、木の上にあわられたり、半分地面にめり込んだ状態で現れたりして、大怪我をする人が絶えない。法律でも18歳未満のテレポーテーションを禁止しているほどだ。
 考え込む千草を横目に隆志が続けた。
「旅行するなんて言っても、移動距離は隣町がせいぜいじゃないか。しかも体力の消耗が激しいから、一日3回が限度だろ。そんなんじゃ旅行にならないじゃないか。素直に電車とか飛行機使ったほうが楽だよ。しょせん、魔法は科学に勝てないのだから」
 隆志は勝ち誇ったように胸をそらせたと思ったら、急に千草に顔を近づけた。
「ところで魔法にもいろいろあるけど、大学でどんな魔法を勉強するんだい」
「精神系の魔法を勉強したいな。仕事上の悩みを持っている人とか、人間関係で苦しんでいる人を助けてあげるの。解決できなくても、楽にしてあげることは出来るわ。人間の心の問題は、科学の手の届かない分野じゃないの」
 千草は今度は勝っただろうという気分で隆志を見た。隆志が屁理屈をつけるに困っている顔が、目の前に浮かぶようだ。しかし、隆志はまたもやことなげに首を振った。
「けど、知ってるか。精神系といっても人の心を100%管理できるわけじゃないんだぞ。平たく言えば、元々もっている心の動きを、増幅させる効果しかないんだよ。つまり、“みんな友達になれ~”という魔法を回りにかけても、“その人と友達になりたい”と思っている人にしかかからないんだ。逆に“お前なんか嫌いだ~”と思っている人には、なんの効果もないんだよ」
「それはそうだけど…。けど、あれ」
 隆志が魔法について知っていることに、千草は意外な気がした。いつも科学を褒め称えて、魔法を馬鹿にする隆志が。
「隆志って、意外と魔法に詳しいんだ…」
 千草はさぐるような目で隆志を見た。隆志は慌ててかぶりをふった。
「なに勘違いしているんだよ。俺にとってはこんなこと常識なんだよ。小学生レベルの知識だよ」
「あっそう」
 千草はわざと興味が無いように話を切って、後ろを向いた。横目で隆志の目をちらっと見る。隆志の目は、千草の後姿を追いかけている。
 隆志は場の雰囲気をごまかすように言った。
「それにしても、千草は魔法オタクのわりには何もできねえなあ。少しぐらい俺に魔法というものを見せてみろよ」
 千草は隆志の方に向き直って、隆志の目を見た。隆志と視線が合った。意外とやさしい目をしている。いつも失礼な軽口のほうに頭が向いていて、隆志の目をこれほど真剣に見るのは初めてかもしれない。隆志の別の一面がかすかに見えたような気がする。
 視線をはずしたのは隆志の方だった。千草の思考をかき乱すように、いつもの軽口が始まった。
「魔法はどうなったんだ。やっぱり千草は魔法が出来ないのか。口ばっかしだな」
「違うわよ。どんな魔法をかけようか考えていただけよ」
 千草は、垣間見えた隆志の一面を、どうしても確かめたくなった。一つは実は魔法が好きかも知れないという一面と、もう一つは…。
 いままでは、そんなこと思いもしなかったのに、今日は不思議だ。それとも、いままでが不思議だったのかも知れない。何かのきっかけを求めていたのかも知れない。
 窓の外を見ると、イチョウがすっかり黄色に染まっていた。風がイチョウを通り抜けると、まだ青い葉が二枚、絡まりあいながら飛んでいった。
 隆志は、早く魔法をかけてみろと千草をせかした。
 千草は小さくうなずくと、目を閉じた。そして、小さな声で呪文を唱えだした。呪文が心地よいリズムで風に乗り、徐々にテンポが速くなっていった。
 花瓶に挿してある花が、振り子のようにゆっくりと左右にゆれた。周りの音が薄くなり、呪文のリズムだけが隆志の腹の中に響く。
 隆志は柔らかな風に包まれた気分がして、こそばゆい感触が体を這った。風の先端が、舌のように隆志の首筋から耳の中へと滑り込んでいく。
 隆志はどうにも我慢が出来なくなった。
 “バーン”という大きな音で、千草は目を明けた。隆志が呪文の邪魔をしようと、両手をシンバルのように叩いたのだ。
 隆志は、わざとらしい声で千草に言った。
「ははは。やっぱり何も起らなかったか。まったく千草は魔法が下手だなあ。そんなんじゃあ魔法学科は受からないぞ」
「そんなこと無いわよ。魔法はかかっているかも知れないじゃない。隆志が邪魔したから分からないけど」
「強がりもほどほどにしておけ」
 千草は隆志の目を見た。わずかに揺らいでいる。
 千草に見つめられた隆志は、なにか言いたそうだ。口をもごもごさせている。千草が隆志に軽く促すと、限界まで吸ったスポンジのように、隆志の口から言葉がにじみ出た。
「ところで、今はどんな魔法をかけるつもりだったんだい。何も起らなかったから、わからなかったよ。いいから教えてくれよ」
 いつもの隆志なら、そんなこと聞かないはずだ。千草は隆志をからかうような口調になった。
「そんなに知りたいの。何で知りたいのよ」
「隠すこと無いじゃないかよ。お前、魔法がかからなかったから恥ずかしいんだろ。俺なら千草の魔法を3日でマスターして見せるよ」
「ふ~ん。隆志が魔法の勉強をするんだ」
 千草はわざと横目で隆志を見た。
 隆志は慌てて首と手をうちわのように振った。何故か、ひざまで同じテンポで動いている。
「そんなんじゃないよ。ただ、千草に格の違いを見せ付けようかなと思っただけだよ」
 千草は面白かった。口ではああいっているが、千草の魔法の効果で隆志はすっかり魔法が好きになったようだ。千草は魔法がかかったことより、魔法が効いたことが嬉しかった。精神系の魔法は、本人にその気がないとかからないのだから。千草の顔が、隠そうとしても自然にほころんでくる。
 千草がかけた魔法のうち一つは確実に効いている。もう一つの魔法が効いているかどうか、いや効くはずという確信が、千草にはある。あのやさしい目を見た瞬間から。
「だれに魔法を教えてもらいたいの」
「別にだれだっていいよ」
「あっそう」
 千草はわざとぶっきらぼうに答えて、机の中に手を差し込んだ。そして、教科書をそろえる振りをした。隆志も口を曲げて、黙りこくった。
 千草は隆志を上目遣いに見た。口は曲がっているが、目はまっすぐなやさしい目をしている。千草は隆志の目に吸い込まれそうになった。しかし、隆志の目が揺らいでいるのを見逃さなかった。
 お互いに意地を張っているが、もう、その必要は無かった。隆志に魔法が効いているから、千草は黙っていればいいはずだった。
 しかし、先に口を開いたのは千草だった。
 駆け引きではない。千草は少しだけ素直になれた気がした。
「私に教えてもらいたいんじゃないの」
「千草なんかに教えてもらっても役にたたないだろうな。本人が出来ないんだから。けど、千草がどうしても教えて欲しいのなら、教わってやるけど」
「ふうん。私に教えてもらいたいんだ。どうしようかなあ」
 千草は後ろを向いて、考える振りをした。隆志を盗み見ると、また口をもごもごさせている。言葉に困っているようだ。そんな隆志が、いつもとは違ってかわいく見える。
 隆志は、舌をかみながら何かを言った。千草に悪態をつく一方で、千草に魔法を教えて欲しいという事を。千草は笑いながら聞いていた。
「結局、私に教えてもらいたいんだ。ところで、隆志は特別講習の時間じゃないの」
 隆志は慌てて自分の腕時計をみた。小さな叫び声をあげたが、すぐに諦めが顔に現れた。
「う~ん。もうはじまっちゃったからいいや。こうなったのもお前のせいだぞ」
 千草は素直にうなずいた。確かに自分の魔法のせいだ。だが、かかった隆志にも責任がある。
「お前のせいで、特別講習に行けなくなったんだからな。昼飯は千草のおごりな。お前のダメ魔法で忘れさせようとしても無駄だからな。俺の脳細胞は千草とは違うんだから。もっとも千草に魔法をかける方が無理だろうけど」
 もう千草は隆志の軽口に腹が立つことは無かった。逆におかしくて、口を限界まで開いて笑った。隆志も千草につられるように、一緒に笑った。
 千草は隆志にかけた魔法を教えようか迷ったが、しばらく秘密にしておく事にした。
 いつの間にかに教室は二人だけになっていた。
 教室に入ってくる風が暖かかった。

―――――

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最近の金融・投資【令和6年4月第4週】 [金融・投資]

〔先週の株式市場〕
先週は先々週の下落の反騰でプラス基調。
自分の持ち株は4日プラスで1日マイナス。
日々の変動がかなり激しいですが、先週のマイナスのうち70~80%ぐらい戻しました。
月トータルだとチョイマイナスです。
4月はあと1日だけなので、月トータルプラスになってくれたら気分的にはいいのですが。


〔リケンNPRからクオカードが届いた話〕
リケンは日本ピストンリングと経営統合してリケンNPRになりました。
それにともなうアンケート依頼がきて、回答したらクオカードが届きました。
500円分です。
この手のアンケートにはだいたい同じような回答をしているが、クオカードをもらったのは初めてかも。
全員贈呈か抽選だったのかは覚えていませんが。
ありがたや、ありがたや。
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【映画】ダ・ヴィンチ・コード [映画評]

世界的ベストセラーとなったダン・ブラウンの同名小説の映画化です。


ダ・ヴィンチ・コード (1枚組) [AmazonDVDコレクション]

ダ・ヴィンチ・コード (1枚組) [AmazonDVDコレクション]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2015/12/25
  • メディア: DVD



映画はルーブル美術館の館長が脅迫されるシーンから始まります。
館長は秘密を守るため偽を述べますが、殺されます。
その死体が不思議な文様になっていたことから、専門家のラングドン教授が呼ばれます。
ここからはジェットコースターのように映画が展開します。
ラングドンは警察に真犯人と疑われ、補助者役であるフランス警察の暗号解読官ソフィーによって救われます。
ソフィーの祖父は、殺害された館長です。暗号を解読してカギを手に入れます。
ラングドンは旧友のリー教授に助けを求め、意見を聞きます。
そこで聖杯に関する秘密、キリストに関するある説を知ることになります。
次々と襲い掛かる危機から逃れながら、ラングドンはソフィーの祖父が残したカギの秘密を知ろうとします。
この映画ですが、原作が抜群に面白いです。
アクションシーンあり、謎解きがあり、歴史に関する蘊蓄があり、壮大な歴史ミステリーあり、さらには宝探しの要素も詰まっています。
映画も原作の流れに忠実に、これらの要素をグイグイ詰め込んでいます。
評論家の評価は分かれていますが、宗教の微妙な問題を扱っているのと、蘊蓄シーンが長いので、この手の話が苦手なら低評価になると思います。
自分は両方とも問題ありませんし、蘊蓄シーンは大好きなので、小説に劣らず映画も面白いです。
この手の映画は主人公の成長を扱えないので、歴史ミステリとしての面白さが重要です。
そうした中で、キリストの子孫というミステリは日本人的にはとても面白いです。
ミステリとして重要な、黒幕の意外性もきっちり作られています。
主人公を演じたトムハンクスだけでなく、警部役のジャンレノ、リー教授役のイアン・マッケラン(ロードオブザリングのガンダルフ役)と役者陣もそろっています。
製作費1億25百万ドルに対して興行収入7億60百万ドルの大ヒットとなりました。

ダン・ブラウンのファンのために!
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【書評】大川慎太郎『証言 羽生世代』 [書評]

将棋界の伝説ともいえる羽生世代を、16人の棋士へのインタビューで描き出します。


証言 羽生世代 (講談社現代新書)

証言 羽生世代 (講談社現代新書)

  • 作者: 大川 慎太郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2020/12/16
  • メディア: 新書



羽生世代はまさに奇跡です。
同学年に二人の永世名人を産み出し、タイトル獲得13期で永世棋聖の佐藤康光、タイトル6期の郷田真隆、竜王3期の藤井猛、名人経験者の丸山忠久と、タイトル獲得だけでも大変なのに、同世代+1年上でこれだけの実績を残しました。
インタビューの相手は多種多彩で、それぞれの人柄がにじみ出ています。
ユーモアあふれるマンモスこと豊川孝弘(羽生と奨励会同期)、大人としてのやさしさにあふれている飯塚祐紀(同左)、どこか達観している森下卓、早々に諦観している島朗、理論的な渡辺明、王道を行く決意あふれる郷田真隆。
著者は棋士たちに「なぜ羽生世代に強い棋士がそろったのか」と聞いています。
子どもが多かった、娯楽も限られていた、などの時代背景もありますが、谷川浩司の登場で世間一般の将棋界に対するイメージが変わったのが大きいのかなと思います。
親として、子どもを将棋界に送り込む下地ができました。
そして、だれもが言及するのが羽生善治の影響です。
羽生世代の少し上の55年組から、将棋は技術という考え方がでてきて、羽生世代が将棋を「盤上のみの勝負」として序盤研究が本格的になります。
まだ定跡が整備されていなく、AIもない時代。
羽生世代たちは、自分の頭でひたすら考え、ひとつづつ道を整備していきます。羽生が技術を全て公開したことで仲間たちを引き上げ、逆にいえば羽生の近くに引き上げられるだけの才能のを持った若者たちがそろっていました。
ひたすら自分の頭で考え続けたことが、棋士としての血となり肉となり、将棋界を席巻していきます。
羽生世代に対する思いはいろいろかと思いますが豊川孝弘の「とにかく感謝、感謝」という言葉に全て表されているような気がします。

羽生世代のことをいろいろ知りたいひとために!
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【映画】タイムリミット/見知らぬ影 [映画評]

単純な設定の中にいろいろ詰め込んだサスペンス映画の佳作です。


タイムリミット 見知らぬ影 [Blu-ray]

タイムリミット 見知らぬ影 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ブロードウェイ
  • 発売日: 2020/08/05
  • メディア: Blu-ray



本作は2015年スペイン映画のリメイクです。
映画は飛行機のシーンから始まります。いつもは電車で移動しますが、結婚記念日に妻を驚かそうとして飛行機で早く帰ります。
ところが荷物が失われて、早朝の馴染みの宝石店を起こして、結婚記念日のために妻に贈り物を購入しますが、妻はバタバタとして夫に興味がなく、子供たちも主人公とは距離を取っています。
会社に出勤途中で子供を学校に送るために出発しますが、実は車に爆弾が仕掛けられており、見知らぬ男から脅迫が始まります。
この冒頭が上手いです。
冒頭で主人公が各地を飛び回るビジネスマンであること、再開発事業に携わっておりトラブルを抱えていること、家庭内に問題を抱えているが夫として父親として回復に努めていることが描かれます。
ここからは知能犯である犯人からの脅迫が続きます。
座席から立ち上がると爆発するため、身動きが取れません。犯人の携帯により、次々と指示が飛んできます。
要求は金です。
主人公は金をかき集めるため四苦八苦しますが、うまくいきません。
同僚にも同じ脅迫があり、同僚の妻が立ち上がったため同僚のの車が目の前で爆発し、息子が負傷します。
動脈が傷ついたため失血が止まりません。
これがタイムリミットの設定になっています。
正体の見えない犯人からの脅迫の中、妻は不倫していることを告げられ、警察からは子供を監禁して妻を脅迫していると疑われ、どんどん追い詰められていきます。
ジェットコースターのように襲い掛かる心理的なピンチに、ぐいぐい引き込まれました。リメイクされるだけあって、さすがの展開です。
子供たちも父親と危機を共有することで、父の真摯な気持ちが伝わり、いつしか抱いていた距離感が融解していきます。いたずら好きの弟、しっかりものの姉というキャラ設定も展開にぴったりはまって効果的です。
ラストは安心のハッピーエンドですが、ここで冒頭のシーンが効いています。
ただ、犯人は主人公の行動を全て監視していますが、単独犯なのにどこで見ていたのか、という疑問はありますが。
wikiだとスリラーですが、自分の感覚だとサスペンスです。

よくできたドイツ映画を楽しみたいひとのために!
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【書評】倉知淳『とむらい自動車』 [書評]

著者の代表作である「猫丸先輩シリーズ」の5作目です。


とむらい自動車 (猫丸先輩の空論) (創元推理文庫)

とむらい自動車 (猫丸先輩の空論) (創元推理文庫)

  • 作者: 倉知 淳
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2019/07/20
  • メディア: 文庫



収録されているのは6作。
いずれも猫丸先輩は話を聞いて推理するだけなので、安楽椅子探偵ものです。
『水とそとの何か』……ベランダにだけかが水を入れたペットボトルをおいてきます。だれもが思う普通の結論なのですが、その前に猫丸先輩が鮮やかなこじつけを披露します。
『とむらい自動車』……事故現場に次々とタクシーが呼び出されます。猫丸先輩の余計なひとことで、現場は余計に混乱します。さりげない伏線が光ります。
『子ねこを救え』……子猫が虐待されていると勘違いした少女の奮闘記。さすがに思い込みすぎだと感じましたが、そこがまたほっこり。
『な、なつのこ』……スイカ割り大会用に用意したスイカが次々と割られる被害が発生します。丸いので勘違いしたという話ですが、さすがに強引かなと。
『魚か肉か食い物』……大食いチャレンジャーの少女が、豪快な肉を前にして突如として敵前逃亡してしまいます。いや、さすがに挑戦前に気が付くだろうと思いつつ、この逃亡のしかたはちょっと。
『夜の猫丸』……真夜中のオフィスに電話が鳴り響きます。そのコールが徐々に近づいてきます。猫丸先輩がいつもの「冗談」で空論をぶちますが、それがまた恐怖を誘います。

自分の感想だと『夜の猫丸』がピカ1です。
猫丸先輩シリーズを楽しみたいひとのために!
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