【書評】藤田一郎『「見る」とはどういうことか~脳と心の関係をさぐる~』 [書評]
視覚の不思議な世界に誘います。
錯視という不思議な現象があります。ただの絵なのに蛇のように動いて見えたり、所々点滅しているように見えたりします。
このように、視覚から入ったものを人間はそのまま“見ている“わけではありません。
海岸の足跡の写真も、ひっくり返しただけで浮き上がって見えます。
これらは、人間が視覚情報を、経験から来るルールに基づいて立体化しているからです。左右の目といった視野差だけで立体を判断しているわけではありません。
そのような視覚についての不思議を、著者が分かりやすく説明してくれます。
後半は視覚から飛び出し、心と脳の関係にも触れます。
視覚の世界をより知りたい人向けに!
「見る」とはどういうことか―脳と心の関係をさぐる (DOJIN選書 7)
- 作者: 藤田 一郎
- 出版社/メーカー: 化学同人
- 発売日: 2007/05/20
- メディア: 単行本
錯視という不思議な現象があります。ただの絵なのに蛇のように動いて見えたり、所々点滅しているように見えたりします。
このように、視覚から入ったものを人間はそのまま“見ている“わけではありません。
海岸の足跡の写真も、ひっくり返しただけで浮き上がって見えます。
これらは、人間が視覚情報を、経験から来るルールに基づいて立体化しているからです。左右の目といった視野差だけで立体を判断しているわけではありません。
そのような視覚についての不思議を、著者が分かりやすく説明してくれます。
後半は視覚から飛び出し、心と脳の関係にも触れます。
視覚の世界をより知りたい人向けに!