大晦日の振り返り

今年は大変お世話になりました。来年もよろしくお願いします。
ということで、今日は今年の振り返りをしてみたいと思います。

まず、賞を３つ取ることができました。思わぬ受賞ラッシュの１年になりました。また、ＳＦマガジンにも１回掲載されました。そういう意味で、とても幸運な年だったと思います。
受賞等を時系列に並べると、こんな感じ。
　
・第1回日本ストーリーデザイン大賞　銀賞
・ＳＦマガジン・リーダーズストーリー掲載　（１２回目）
・茶柱文学賞　佳作
・第12回人権ショートストーリー　優秀賞
　
ぼくの作品を選んでくれた各賞の関係者の皆様には、本当に感謝の気持ちで一杯です。
日本ストーリーデザイン大賞では一泊付きのすばらしい授賞式に呼んでいただきました。茶柱文学賞ではブレインストーミングを活用しての受賞と、それぞれの賞に、様々な思い入れがあります。

受賞とは関係なく、今年書いた作品のなかで一番印象に残っているのは、まだ結果がでていませんが、星新一賞用に書いた『奇数ゼミ』です。星新一賞には２つ応募しましたが、そのうちのひとつです。
この『奇数ゼミ』は、別公募に出す予定でしたが、どうしてもその公募の規定枚数に収まらないので、保留にしていたものを、星新一賞用に書き直した作品です。
アイデアが突飛というわけでも、オチが秀抜というわけでもありませんが、読み返すとなんかじんわりくるというか、ぼくが物語を書く上で大事にしている要素を、ある一定レベルでそろえることのできたと自負している作品です。ぼくが目指している方向性のひとつです。
では、この作品で受賞する自信があるかというと、実はありません。
文体が公募向けではなく、極端に乾いた、描写がほとんどないあらすじのような作品だからです。かといって、何しろ三世代の物語なので、じっくり書いたら、ものすごく長くなります。公募に際して”星新一”賞だからという甘えが入っていることは否定できません。星新一はとても乾いた文体ですから。
１次選考だけでも突破してくれたら嬉しいのですが、どうなることやら。

最後に正業の話も。
今年は正業が思いのほか忙しく、家族との時間があまり取れませんでした。子供の成長は早いです。１年、１年を大切しないといけないと思います。大人に取っては平凡な１年でも、子供にとっては貴重な１年です。
子供の成長とともに子供に与える小言も増える一方ですが、願わくば、来年も子供たちが”いい１年だった”と思ってくれるような年にしたいと思っています。

それでは、また来年（というか、明日ですが）。

コメント 4

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
by 自称隊長 (2014-01-01 05:27) 

＞自称隊長さん
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
by サイトー (2014-01-01 09:26) 

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年は斉藤さんにとって実り多い年だったようですね。重ね重ね、おめでとうございます。
私も、今年はあやかるべく、なんとかがんばろうと思っております。
by 雫石鉄也 (2014-01-01 15:27) 

＞雫石鉄也さん
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
昨年は実りの多い年だったといえると思いますが、今年はちょっと違う方向で頑張ってみようかなとか思っています。
少しだけ新しいこともしてみようかなと。
それでは、今年もよろしくお願いします。
by サイトー (2014-01-01 20:58)